2023/04/13 09:00 | 選挙 | コメント(0)
統一地方選挙その3 徳島県知事選挙
■ 知事と同姓同名、平井伸治氏が初当選 県議選鳥取市選挙区 元鳥取市長竹内氏は落選(4/9付日本海新聞)
4/9に投開票が行われた鳥取県議会議員選挙で、鳥取市選挙区(定数12)に立候補した無所属新人の平井伸治氏が初当選しました。どこかで見た名前だと思ったら、同日の鳥取県知事選挙で5選を果たした平井伸治氏と同姓同名です。
同姓同名の候補者と言えば、2022年の参議院議員選挙に当時のNHK党が擁立した山本太郎氏が思い浮かびます。れいわのあの人と混同した有権者がいたのかどうか、ガーシー氏に次ぐ53,351票を集めました。
そのため、ガーシー氏が除名された場合には、名簿順位2位だった山本氏が繰り上げ当選となるところでしたが、立花孝志氏の意向により辞退させられてしまいました。比例の票を稼ぐために利用された訳ですね。お気の毒に。
また、2020年10月の衆議院議員選挙には、島根1区に亀井彰子氏が立候補しています。かつて国民新党などで参議院議員や衆議院議員を務めた立憲民主党の亀井亜紀子氏と読みが同じです。亀井「彰子」氏は、N党の候補ではなく、無所属の元中学教師でした。約4,300票しか得票出来ず落選しました。
その後、選挙から1年がたった昨年10月の時点で、彰子氏が選挙運動費用収支報告書を提出していないことが明らかになりました。島根県選挙管理委員会は、複数回に亘って提出を促したとのことですが、未だに提出されていないようです。「選挙運動はすべて自腹で、税金を使っていないので報告義務はない」とのこと。そういう問題ではないのですが・・・。
同姓同名の候補者には、何やらモヤモヤとしたものが付き纏います。
県議選で当選した平井氏は、大阪府出身で、元々は「伸知」という名前だったそうです。約7年前に「伸治」と改名したことから鳥取県政に興味を持ったとか。今回、県議選の告示が近づく中で、鳥取市選挙区(定数12)が無投票になりそうだったので、「一石を投じたかった」から立候補したそうです。
平井知事と混同する有権者がいるであろうことは認めていて、選挙公報に「私以外の誰かに投票して下さい」と記載する周到さです。じゃぁ出るなよ(笑)。誤認識を狙っていたことが明らかです。出馬会見の場で、巨額詐欺事件で実刑判決を受けた過去があることを公表していますが、果たして有権者はその事実をどこまで把握していたのかどうか。
結果、13人中12番目となる3,613票を集め、最下位で初当選しました。お気の毒なのは、たった1人落選した竹内功氏です。2,975票で及びませんでした。
竹内氏は、元鳥取市長にして元参議院議員です。東京大学法学部を卒業後、当時の建設省に入省し、国土交通省中国地方整備局副局長等の他、鳥取県と島根県に出向し、企画部長などを歴任しました。
退官後の2010年から2014年迄島根市長を3期務め、2016年の参院選の比例区に自民党公認で挑みました。島根県と鳥取県が合区となったためです。20位で落選しましたが、2021年の衆院選に高階恵美子氏が立候補するに際して参議院を辞したため、竹内氏が繰り上げ当選しました。2022年7月の任期満了までの短い期間ではありましたが、参議院議員を務めました。
やはり、名前って大事なんですね。今回のテーマでもある徳島県知事選でも少し同様のことを思いました。早速解説していきましょう。
※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。
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統一地方選挙その3 徳島県知事選挙
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●「カミソリ」官房長官の威光
●県連との軋轢
●敢えて徳島へ
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