プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

新年雑感

 人間ヒマがあるとロクなことは考えないようだ。正月休みにふと‘05年はどんな年だっただろうか、そのキーワードはなどを考えてみていたら、飛んでもないことに気がついた。  それは「性悪」という言葉である。もともと日本人はそ…

[ 2006/01/06 00:00 ] コメント(0)

増税は本当に必要なのか

 谷垣・与謝野軍対中川・竹中組が消費税を巡ってやり合っているが、このポーズに騙されてはいけない。本当のところは両者とも増税容認派であり、増税に至るプロセスで食い違っているだけ。  谷垣組はまず消費税率上げ、一方は歳出削…

[ 2005/12/26 00:00 ] コメント(0)

これからは「高々低々」の時代

 「飢しても盗泉の水は飲まず」、かつての日本のエリートの気概はこの一語に尽きる。  選ばれたものの責務は高潔である、と昔の官僚やいわゆるサムライ族、つまり士のつく選ばれた職業に就いている人たちは、それが当然の義務だと心…

[ 2005/12/09 00:00 ] コメント(0)

昨今の成金たちの行く末は

何気なくTVを見ていたら、どこかの主婦が株で儲ける方法を、いとも簡単にパソコンを使って得々と説明していた。つまりここで買ってここで売ったらこれだけ儲けましたといった話しである。  それはそれで結構な話しだが、日本人とは…

[ 2005/11/28 00:00 ] コメント(0)

株と挨拶

 TBSと楽天の騒ぎがまたおかしな方向に向かい始めた。  TBSに言わせると黙って株を買われたのが不愉快だそうだ。またTBS側の委員のひとりである長老が「挨拶なしに株を買ったのは怪しからん」と息まいている。  その昔…

[ 2005/10/27 00:00 ] コメント(0)

国家百年の大計とは

 またもや阪神電鉄やTBSの買収騒ぎに日本中が大騒ぎになっているが、この馬鹿騒ぎを見ていると、もはや日本には確固とした国としての軸足が失われてしまったのではないか、もしかしてその軸足があるとすればそれはカネになってしまっ…

[ 2005/10/14 00:00 ] コメント(0)

大丈夫か?かるがも議員たち

 「かるがもの行列が行く赤絨毯」、世の中にはうまいことを言う人がいるもので、新聞に載っていた川柳である。  もうお判りだろうが自民党はたとえかるがもでも数を揃え、圧倒的な与党となった。そのためまことに残念なことにあと4…

[ 2005/09/30 00:00 ] コメント(0)

株式市場のメッセージをどう読むか

私はいつもストック(資産)の価値の変動に注目している。国民の資産価値が増大することは国が豊かになることであり、その価値が下がることは国が貧しくなることだからである。ところが日本ではこれまで、例えばGNPの成長といったフロ…

[ 2005/09/20 00:00 ] コメント(0)

日露戦争に思いを馳せてみると

 父親がいまは無き満鉄の社員だったため、生まれ育ちは満州で、10歳になって初めて日本の地を踏んだ。  子供のころは父親の転勤で満州をあちこちしたが、日露戦争の戦跡である旅順や203高地、水師営、そして金州の南山などこの…

[ 2005/09/08 00:00 ] コメント(0)

日本脱藩のすすめ

 こんな年寄りみたいいなこと言いたくはないが(もう充分年寄りですが)このごろの日本はどこかタガが外れてしまったのではないかと思えてならない。  日本には「衣食足って礼節を知る」とか「恒産なくして恒心なし」という言葉があ…

[ 2005/08/31 00:00 ] コメント(0)