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竹中さんが経財相と金融相を兼務することとなった。 これまで何かにつけて柳沢さんと意見が異なることも多く、そのためマーケットもシナリオすら書きにくい状態にしばしば陥ったが、今回の内閣改造で司令塔がひとつになったので分り易くはなった。 しかし問題も多い。 不良債権処理とデフレ対策の二つが竹中さんの役目になるのだが、言わば反対方向に逃げる兎を一度で捕まえるようなもので、不良債権処理を優先すればデフレは深刻化するし、デフレ退治には補正予算などによる財政支出の大幅増が避けられない。 すでにマーケットは不良債権処理優先政策を懸念して警戒色を強めつつあるが、マーケットが告げようとしていることは、デ…
[ 2002/10/10 00:00 ] コメント(0)
「ピンチはチャンス」とはよく聞く言葉だが、実際にピンチをチャンスに変えようと考えるなら知恵と度胸が必要となる。 ただじっとしているだけでピンチが去ると考えるのは甘いだろう。 チャンスに変えるためには何故ピンチを招いたかを振り返る必要があるし、その欠陥を改めるためには度胸もいるだろう。 何も変えずにこれまで通りで順調に全てがうまく運んでいれば、当然ピンチになるはずもないのだから、どこかにピンチを招いた原因があるはず。 いまの日本の惨状は、政府がその原因を知りつつ抜本的な対策を誤り、目先の小さなピンチを先送りしてきた挙句、そのために大きなピンチを招いた不作為の結果である。 この日本の…
[ 2002/10/03 00:00 ] コメント(0)
日経平均の一万円割れは今回で三回目(先日一日だけ一万円を越えたから正確には四回目と言うのかもしれないが)だが、前の二回の時ほど世間に危機感が乏しいのは何故なのだろう。 狼少年ではないが、良く言えば危機馴れかも知れないし、悪く言えば国民も投げやりになっているのかも知れない。 一方、アメリカでは市場の下落に対しての危機感は日増しに強まり、大統領自らが株式市場のもたらす危機の回避に向けて、元凶となった企業経営者への処罰はもちろん、株価対策として減税も含む対策などを矢つぎ早やに出している。 「危機だ」と騒いでいるのは一部マスコミや学者、評論家だけで、危機など起きていないではないかと、まるで自…
[ 2002/08/29 00:00 ] コメント(0)
市場経済の最も大切な基本は正直、信頼、信用である。 約束ごとは正直に守り、だから信頼されて信用もついてくるし、取引も円滑に行われる。 これは何も株式市場だけの話ではなく、全てのビジネスに共通する三大要素なのだが、何が何でも儲ければいいという拝金思想が蔓延したために、その最も大切な三大要素が疎かにされてしまった結果、世界中の株式市場が根底からおかしくなってしまったのである。 FRBのグリーンスパン議長が議会証言でいみじくも「伝染する強欲」がいまははびこっていると警告していたが、日本の食品をめぐる騒ぎやアメリカの会計疑惑はまるで伝染病である。 こんなインチキ経営がされているのでは、生命から二…
[ 2002/07/30 00:00 ] コメント(0)
かねがね正直者が報われない世の中はおかしいと感じていたが、とうとうそのひずみがウォール街で爆発してしまった。 あろうことかニューエコノミーのリーダーと目されていた企業のトップや、本来企業を監視すべき会計事務所などが不正経理を行っていたのだから、彼らを正直に信用していたアメリカ国民の怒りは激しいものとなった。 ビジネスの基本は約束を誠実に守ることであり、何より信用が大切である。 アメリカは面白い国で日頃各人各様に勝手なことばかり言っているようで、しかしそれでいてルール違反には極めて厳しい。 ルールを守っている限り何をしても個人の自由だか、ルール違反に対しては厳罰が待っている。 NY…
[ 2002/07/18 00:00 ] コメント(0)
サッカーのワールドカップが終わったが、日韓両チームの大健闘は後世に偉業として残るだろう。 経済の不振に喘いでいる日本にとって、ひとときの清涼剤となったのは確かである。 日本チームは、ドーハの悲劇、フランス大会での三連敗、トルシェ監督バッシングなど数々の苦難に耐えて、今回の大会を目標にかかげて苦節を重ね、よくぞここまで頑張ってくれたものである。 この日本チームの残した教訓は多い。 正しい目標を明確に掲げ、優秀な指導者を外国から招き、海外のノウハウを習得し、選手層の底辺を広げ、海外で技術を磨き、日本のサポーターに支えられてグローバルな勝負が出来るようになったことである。 このことはそ…
[ 2002/07/01 00:00 ] コメント(0)
景気の悪化にほのかながら底打ちの動きが出てきはじめた。 先行指数もまだ水面下ながら上昇の兆しが見える。 しかしその主な要因は円安、米景気の立ち直り、アジア経済の復調によるものである。 収益が好転している企業の多くはこれらの外部要因の恩恵と、厳しいリストラ努力によるもの。 人気が気になる竹中経財相などは早速景気底入れ宣言を考えたようだが、これで本格的な景気回復へつながると判断するのは早計だろう。 しかし、そうはいってもいい兆しであることは確かであり、不況のなかで必死に自力で頑張っている企業の努力のおかげである。 そういった企業は素直に評価するべきだろうし、市場もそのあたりを個別にきちんと評…
[ 2002/05/23 00:00 ] コメント(0)
日本国債の格下げやデフレ対策の後退といった悪材料が出てきたにもかかわらず、株式市場は底固い動きを続けている。 当初はデフレ対策の名のもとに出てきた空売り規制のため、売り方が買い戻しただけで何れまた下がるという冷ややかな見方が強かったのだが、その後の市場の動きをみる限り、ことはどうやらそんな単純なものではなさそうである。 マクロでは依然として日本経済は少しも良くなっていないのに、何故株価は堅調なのだろうか。 市場には見えざる神の手が働くとアダム・スミスは説いているが、この底固い動きをもたらしている見えざる神の手はあるのだろうか。 あるとすれば何が神の手を働かせているのか、改めて市場の声に耳…
[ 2002/04/25 00:00 ] コメント(0)
平均的なサラリーマンが一生で稼ぐ収入は約3億円とか。 何もしなければこの範囲のなかでの人生ということになる。 しかし、もしそれ以上の人生を送りたいと考えるのなら、身近にある市場の利用を考えることだ。 市場といっても不動産、金融・商品、株式はもちろんのこと、消費市場も労働市場も全てが市場であり、気に入った市場の利用を考えるといい。 自分で商売したければ消費市場、投資をするなら株式、商品、外貨預金といった市場があるではないか。 そして市場をうまく利用し、市場に助けてもらえることが出来れば、思わぬ豊かな人生を送ることも可能になるだろう。 人それぞれ様々な思いがあるはずだから、その思…
[ 2002/04/12 00:00 ] コメント(0)
3月危機は何とか封じ込めたようだが、政策当局にとってはこれからが正念場なのだが、首相ははや楽観ムード。 油断をするとまたたちまち市場からこっぴどくやられることになるのは必至である。 2月の日経平均9,400円から、何とか一万円台に持ち上げただけ、それも空売りの規制など半ば恫喝に近い方法で目先を取り繕ったつけは早晩回ってくるはず。 転ばぬ先の杖を大急ぎで見つけなければなるまい。 いまの日本が抱えている問題は根が深い。 目先き的な対策で乗り切れるような生易しいものではない。 そのためにはたとえ国民から目先的には評判が悪くても、やるべきことはきっちりやらなければ、傷口はますます大きくなるし…
[ 2002/04/04 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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