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一寸した変化が起きると、ことの本質よりも大衆受けする小さなことを取り上げマスコミが騒ぎを大きくする。それが妙な被害者意識を先走りさせ時ならぬ「黒船騒ぎ」になるのが日本の特長だろう。 外為が自由化された時の騒ぎなどその好例で、いまにもコンビニで外貨が自由に交換できるといった出来もしないことばかりを強調し、肝心な円のグローバル化やその後に起きるであろう市場への影響などが隅に押しやられてしまった。 いま円キャリートレードが話題になっているが、本来こうした変化が起きることを正しく報道し、ことの本質を国民に知らせるのがマスコミの役目のはずなのだが、どうでもいいことを大きくしてしまい、そしてケロ…
[ 2007/04/13 00:00 ] コメント(0)
とかく一方に偏りがちの日本の国民性だが、一方で読みようでは全く反対の意味にもとれる日本語もある。 たとえば「危機」、いまの日本では一寸した危機に瀕するといまにも日本が沈みそうな騒ぎ方になるが、この字を良く見れば危の後に機がついている。この機を機会の機、危を危険の危と分けて考えれば、危機の時ほどチャンスであるとも読めるし、実際に2000年前後の日本の金融危機の際には、それこそ天与のチャンスを主として外資に浚っていかれたことでもよく判るだろう。 「大変」も同様で大きく変わるから大変になるのであり、危機は大体大変の後に出て来る。だとすると世の中が目先きの変化で大変だ、大変だと騒いでいる間に…
[ 2007/03/29 00:00 ] コメント(0)
上海発の相場の下げで世界中が大騒ぎになっている。世の中変われば変わるものだ。 時価総額でみればたかだか130兆円ほどの、日本の四分の一程度の市場の下げで、なぜこんな騒ぎになったのだろう。 上海ごときに振り回されるのは如何なものかと、旧満州生まれの身としては歯がゆい思いもしないではないが、それにしても厄介な国が力をつけてきたものだ。 歴史的にも金儲けが好きでギャンブルはもっと好きという国民に、マカオのカジノに加えて株式市場なんて格好な玩具を与えたのだからたまらない。たちまち買いが買いをよぶユーホリア現象を捲き起こし、そこにこれまた生き馬の目を抜くファンド勢が加わったのだから、こうし…
[ 2007/03/02 00:00 ] コメント(0)
日本の外資アレルギーはいつになったら変わるのだろうか。外国ファンドのスティールがサッポロにTOBを提案したら、またもバケツをひっくり返したようなハゲタカ騒ぎ。ワイドショーなどのコメンテーターなどメディアもひどいもので、いまにも日本中の企業が外資に乗っ取られる、大変な時代になったとあたかも国が潰れるような論調で叫んでいるが、もういい加減被害者意識を振り回すのは止めたらどうだ。そりゃーサッポロの経営者にしてみればたまったものではないだろう。一生懸命頑張ってその挙句が乗っ取られて放り出されるのでは、とても経営者などやってられないという気になるのは判らないでもない。社員も心穏やかではないだろう。 …
[ 2007/02/19 00:00 ] コメント(0)
たかだか納豆ごときで大騒ぎしている間にも円安は進み、かつて世界最強とすら言われた円の価値が急減している。 戦前の満州に生まれ敗戦をかの地で経験しているためか、自国の通貨が安くなるとロクなことはないと肌身で知っているつもりなのだが、日本では何故か円安を未だに歓迎するムードが強い。 円高になると株価が下がるのがその好例だろう。おかしな国である。 その満州時代だが、時は戦争の真っ只中とあって流れてくるニュースはいつも日本が勝っていた。つまり大本営発表だが、一方で駄菓子屋に出入りしている身としては、飴玉や饅頭の値段が毎日高くなっていく。 子供だから満人(今の中国人)の店主に何だか騙さ…
[ 2007/01/31 00:00 ] コメント(0)
いま日本では、新旧2種類のお札が通用していることはご存知だろう。 一万円札を例にとればホログラムつきが新札、なしが旧札である。 さて、そこで問題です。「いま市中に出回っているキャッシュは約73兆円ほど。そのなかでまだ旧札がいくら残っているのかご存知でしょうか?」 もう忘れてしまうほど以前から新札が出回っていることを考えると、このごろはほとんど旧札を目にしないし、感覚的にはせいぜい3〜5兆円くらいと思われるだろう。 ところが実際には、まだ約26兆円もの一万円札が旧札のまま市中に残っているのだそうだ。約三分の一強である。 旧札が実際に使われるとどこかの時点で日銀に戻り、自動的に…
[ 2007/01/19 00:00 ] コメント(0)
何人かの方が年賀状に「証券税制ではご努力いただきありがとう」と添え書きをしてくださっていた。なんとも嬉しい限りである。 昨年末にかけての証券税制論議のなかには、思わず「それが政治家の言うことかよ」と突っ込みを入れたくなる発言も目立ったし、なかには大真面目に「いまの証券税制は金持ち優遇だから即刻廃止」といった相も変らず大衆受けしか考えていない公明党の発言もあった。 この政党は信者からの寄付が多いので有名宗教団体系なのだが、信者の多くが株を売却して寄付をしているという事実を忘れているのではないか。株価が上昇してくれれば、その分寄付も増えるとは考えないのだろうか。 証券業界にも多数の信…
[ 2007/01/10 00:00 ] コメント(0)
ルールとモラルはなかなか厄介な存在である。ルールさえ守っていれば何をやってもいいかとなると、時としてモラルを問う動きが出てくる。平成18年(06年)はその意味で最もコントラバーシャル(物議をかもす)年だったのではないだろうか。 みずほ證券の誤発注やライブドア、その後の村上ファンドなどなど、ルールとモラル両面から世の中大きく揺れ動いたし、年の暮れには私の古巣の日興コーディアル グループが大変なことになった。 ルールが確立していなかったからそうなったのか。守るべきモラルが守られなかったのか、それぞれの立場でそれぞれの理由があるのだろうが、もうそろそろルールとモラルについてのきっちりした線…
[ 2006/12/28 00:00 ] コメント(0)
期限切れを来年に控え、その行方が注目されていた証券税制が、取り敢えず1年延長することで決着しそうになった。 売却益、配当に係わる税率の10%、配当の分離課税という現行の税制は2008年までは続くことになり、市場の無用の混乱や株離れは何とか目先はしのげるだろうが、来年末にはまた蒸し返され大騒ぎになるのかと思うと、いったいこの国は市場を何と心得ているのかと、甚だ疑問に思えてくる。 とかく資産に関する税の話となると、やれ金持ち優遇だとか格差が広がるとかいった議論になるが、市場のサイズが国富であり国力の源泉なのであり、市場が活性化し上昇していけば、市場に参加していないと考えている人たちにも有…
[ 2006/12/14 00:00 ] コメント(0)
TVでレギュラーを持つと、いやでも変化に敏感になるし、それが毎週となると他とは違う切り口はないかと、常キョロキョロ周辺を見渡す癖もつく。 「日経CNBC」という日経系のケーブル局でもう5年以上も「三原・生島マーケット トーク」という番組を続けているが。長く続けてこれたのも世の中には常に変化があり、変化があるからこそ物価も株価も動く。その変化を読むことに努め、おかげで番組も長く続けてこれた。 もし世の中平穏無事で何ごともなければ、喋る場所を折角貰っても、タネがないことになる。変化とは本当に有難いものである。 しかもその変化のスピードも影響も、いまは昔と較べられないほど速く大きくなっ…
[ 2006/12/04 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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