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新幹線で社長と乗り合わせたことがご縁で、何といまを時めく宮里藍、横峰さくら両プロをはじめキレイどころの揃った加賀電子主催のプロアマゴルフに招待していただいた。 天気も舞台も申し分なく不満なのは自分の腕という相変わらずのゴルフだったが、改めて感服したのは宮里、横峰両プロのプロとしてのマナーの立派さである。 アマチュアにとって滅多にないチャンスなので時も場所も構わず、いい年をしたおじいさんたちがサインや握手をねだって列をなすのだが、たとえ食事中でもきちっと応対し、しかも笑顔を忘れないマナーは見事の一語だった。この二人についてはマスコミなどでも父親が厳しく躾けている姿が紹介されているのでご存知の…
[ 2004/12/16 00:00 ] コメント(0)
世の中変われば変わるものだ。その昔週末にシャッターを降ろしてる銀行の店舗を見て、「銀行はいいよなー、休んでいても日銭が入るのだから」と大変羨ましかったものだ。 若いころは証券マンとして、その後は物書き、評論家として自らの手で稼ぐしかない身としては「大きく稼ぐにはカネを働かせるか、人を働かせるしかない。」ことを体感してきた。そのため金利で稼げる商売が殊の外羨ましかったのである。 その銀行が荒波にもまれて大変身し「貯蓄から投資」が国策となったこともあって、いまやコンサルティング業務部門などは何と「7days open」つまり戦前の海軍なみの「月月火水木金金」体制となっている。変われば変…
[ 2004/11/26 00:00 ] コメント(0)
この言葉は私が言っているのではない。そう思っていないわけではないが、いま大いに売れている本のタイトルである。 日本は面白い国で時として一方へ大きく振れると、その振れに対して自虐的な見方が出てきて揺り返すスイングとなる。そしてそれが本になって売れ、流行語となるという何とも変な国である。 女性もかつては何を勘違いしたのか全員がキャリアになれるかのようなキャリア指向ブームがあった。雇用均等法などが出来て女性への門戸が大きく開かれたこともあるが、そのため一寸英語がしゃべれる程度でもキャリアと勘違いする女性も続出した。カネがあって遊びが面白くなれば結婚などバカバカしくなつのだろう。 当然キャリアを…
[ 2004/10/28 00:00 ] コメント(0)
時代の変化を手っ取り早く知るには突然人口に膾炙しはじめたカタカナの言葉に注目すると判り易い。 何故ならもともと日本にはなかったからであり、もともとあるのならわざわざ片仮名にする必要もない。適当な訳語も無いということは、そんなこと自体が日本にはもともと存在していなかったからに他ならない。 好例がいま世間を騒がせている西武グループのインサイダー疑惑であろう。 このケースではインサイダーはもちろん、コーポレートガバナンス、ディスクロージャ、コンプライアンス、アカウンタビリティ、CSRなどなど、いま流行の外来語が全て当てはまる格好の出来事であり、日本のビジネス界の旧弊を洗いざらい見せてくれている…
[ 2004/10/22 00:00 ] コメント(0)
かねがね日本ほど株にたいして偏見や誤解が多い国はないと思っているし、その誤解や偏見を正して欲しいと叫んでいるのだが、ある記事を読んで肝を潰して危うく気を失いそうになり、やおら怒りがこみ上げてきた。 カリスマ経営コンサルタントで知られているF氏の名前をご存じの人も多いだろうし、事実経営者の間での人気は絶大なようだ。そうした経営者たちのサポートによってF総合経営研究所は株式を上場することも出来たし、最近は子会社のF財産コンサルタント社も上場している。 この上場会社のトップが何と「株と為替は所詮ゼロサムゲームだから、そんなものはやらない方がいいし、株など社会に何の役にも立っていない」と公言してい…
[ 2004/10/06 00:00 ] コメント(0)
資産家の間で人気の高かったシティバンクのプライベイト バンキング部門が、金融庁の検査で飛んでもない取引きをしていたとして業務停止になった。 やってはいけないことをやったからというのがその理由なのだが、今回の出来ごとは多くの教訓や示唆に富んでいるのではないだろうか。その昔外資系の証券会社でちょっとだけ働いたことがあるが、その時に最も悩まされたのが日米の商習慣の相違である。 簡単に荒っぽく言えば「法律に書いてないことはやってよろしい」と考えるアメリカと「書いてあることしかしてはならない」とする日本との違いである。 彼らにとって法に従うのは当然だが、法に定められていないのならやるのは当たり前な…
[ 2004/09/27 00:00 ] コメント(0)
プロ野球界の騒ぎは野球に限らず、さながらいまの日本を表すの象徴のように思えてならない。 アテネオリンピックの野球の日本代表は「長島ジャパン」と名乗っていたが、実際に長島さんが指導をとったわけではない。 そのためか念願の金はとれずに終わったが、これって長島さん不在なら仕方がないかという言い訳になったのではないだろうか。 中畑コーチにしてみればよくやった方だとは思うが、やはり長島さんにはとても及ばない。その長島さんにしても現役時代の彼を知っているのはもう中年以上の人たちで、若い人にとっては面白くて明るい人としての長島さんしか知らないのではないか。 つまり野球はオールド日本人のものになってし…
[ 2004/09/13 00:00 ] コメント(0)
「衣食足りて礼節を知る」と古人は言ったものだが、現代の日本人には死語となっているようだ。もし曽祖父さんが生き返っていまの日本を見たとしたら、多分怒り狂うだろう。 食うや食わずだった過去の日本とは全く異なり、うまいものを必死に探して飽食した挙げ句、今度はダイエットのために走りもしない自転車を有料で漕いでいる曽孫の姿を見れば絶句するだろうし、おまけに願っていることが更なる贅沢だと知れば悶絶するだろう。 しかもそれでまだ文句たらたらなのだから、人間とはどこまでも堕落をするものらしい。こんな飽食の日本で忘れらているのが「分別」とか「分を知る」という日本語である。その好例が株の世界であり、いまの日本…
[ 2004/09/01 00:00 ] コメント(0)
アテネ オリンピックに対するギリシャ国民の関心の低さが話題になっていたが、当のギリシャの人たちは開催間近かになると大変盛り上がりますよと、ギリシャ人のひとたちは気にもしていなかった。 設備や交通の遅れは相当なものだったので周りの方が気にし過ぎていたようだ。このギリシャ気質にどこか相似かよっているのが経済・金融に対する日本人だろう。バブル潰しに際してもバブルが実際潰れて身近に及び、不良債権やリストラによる犠牲者が続出してから大騒ぎしているし、施行直前に大改正されたので騒ぎにならずに終わったが、本来であれば去年1月から導入予定だった複雑怪奇な証券税制も直前になるまで反対の気運すら出てこなかった。…
[ 2004/08/13 00:00 ] コメント(0)
世の中にはうまいことを言う人がいるもので「メガバンク 不良娘に 婿二人」という川柳に、思わず知らず膝を打ってしまった。 あれだけ奔放な経営をすれば、そのツケは必ず回ってくる。にもかかわらずその過去の不始末を整理するでもなく、たとえてみれば不良娘があちこち男をつくった挙げ句、その整理を他人に委ねるようなもの。 その途中で約束を一方的に反故にしたりしたのでは、川柳でからかわれても仕方あるまい。経営にはきちっとしたガバナンスが不可欠だが、今回は全くそのガバナンスが見えないし、過去のガバナンス不在に対する謝罪も反省もない。ただ目先を何とか眩まして自分たちの責任を逃れたいとしか見えないのは私だけでは…
[ 2004/08/03 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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