2004/10/22 00:00 | 言いたい放題 | コメント(0)
片仮名に敏感になろう
何故ならもともと日本にはなかったからであり、もともとあるのならわざわざ片仮名にする必要もない。適当な訳語も無いということは、そんなこと自体が日本にはもともと存在していなかったからに他ならない。
好例がいま世間を騒がせている西武グループのインサイダー疑惑であろう。
このケースではインサイダーはもちろん、コーポレートガバナンス、ディスクロージャ、コンプライアンス、アカウンタビリティ、CSRなどなど、いま流行の外来語が全て当てはまる格好の出来事であり、日本のビジネス界の旧弊を洗いざらい見せてくれている。
こんな例は西武グループだけの話ではなく、世の経営者の多くは(特にオーナー色の強い企業)、多かれ少なかれ世の変化に無関心で、そのため昔なら何でもなかったこととして見逃しているケースもあるだろうが、片仮名で出てくる言葉にはもっと注意を払わないと、文字通り大きな変化によって大変な目に遭うことになるのは確かである。ワンマン西武だけの問題ではあるまい。
他人ことではなく世の経営者は重い他山の石として受け止めるべきだ。
また投資家としても今後の投資先の選定の基準として、上記の片仮名に照らして情報や経営の内容を精査しなければなるまい。
経営者は正直か、横並びの風潮に流されていないか、説明不足のままM&Aを乱用していないかなど、上記の片仮名を参考に判断すれば信頼出来る投資が可能になるだろう。
信用と責任はコインの裏表なのである。
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