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The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2017/07/10 00:00  | 今週の動き |  コメント(4)

今週の動き(7/10~16)

昨日の午後のフライトでワシントンDCに向かいました。

この記事がアップされるときは機中でしょう・・。

その準備もあって更新がスローになってしまいました。

先週はイベントもりだくさんでしたが、メルマガではこういうときも機動的に対応したいと思っています。

ということで、まず先週の動きを確認しましょう。

​7/3(月)
・習近平国家主席がロシアを訪問(~4日)

7/4(火)
北朝鮮がICBMを発射
中ロ首脳会談(モスクワ)
・インドのモディ首相がイスラエルを訪問(〜6日)
・シリア和平協議(アスタナ、~5日)

​7/5(水)
トランプ大統領がポーランドを訪問
​・中独首脳会談(ベルリン)

​7/6(木)
日・EU首脳会談(ブリュッセル)
 →日・EU・EPAが大枠合意
中韓首脳会談(ベルリン)
日米韓首脳会談(ハンブルク)
米独首脳会談(同)

7/7(金)
G20首脳会議(ハンブルク)
米ロ首脳会談(同)
米・メキシコ首脳会談(同)
・​日韓首脳会談(同)
日ロ首脳会談(同)
日印首脳会談(同)

​7/8(土)
日米首脳会談(ハンブルク)
日中首脳会談(同)

7/9(日)
・安倍首相がスウェーデン、フィンランド、デンマーク、エストニアを訪問(〜12日)

●G20

G20では、自由貿易、気候変動というグローバル問題について、米国対G19、しかもG19のリーダーを中国が狙うという、歴史上かつてなかった構図が生まれました。

G20の直前に日欧がEPAの大枠合意を間に合わせたこともこの構図を際立たせます。

現実を見れば、米国はまだ実体的な影響を与えるアクションをとっておらず、その意味ではリスクは顕在化した状態にありません。

今後、鉄鋼輸入制限、NAFTA再協議、中国と日本に対する圧力・・といった各局面でどのような動きに出るか見極めることになるでしょう。

このあたり、これから米国の現地で状況を探る予定です。

●米ロ関係

米国で最も注目されたイベントは、何と言ってもトランプとプーチンの初顔合わせでした。

結果自体は、まあ無難・・トランプがロシアに対して、大統領選挙介入疑惑、シリア、北朝鮮についてしっかりと懸念を伝えたことは米国内で評価されています。

ただ、気になるのは、二人の会談には通訳しか入らず、2時間以上にも及んだこと。

HRマクマスター補佐官すら入らなかったのは異例中の異例です。本当のところ、何を話したのだろうか・・という疑問は残っています。

●米欧関係

トランプ大統領がポーランドを訪問しましたが、ここでは、移民問題(イスラム文明との衝突)、米国からのLNG輸出、ロシアへの対抗が主なアジェンダとなりました。

この3つのアジェンダを見ればわかるとおり、米国とポーランドをはじめとする中東欧は多くの利害関係を共有しています。

このため、トランプとの対立を深める西欧とは異なり、中東欧ではトランプへの批判が少なく(それでも不人気ですが)、政府レベルでは連携を強める方向に動いています。

これは、かつてブッシュ政権でラムズフェルド国防長官が、イラク戦争をめぐり対立した西欧を「古い欧州」、中東欧を「新しい欧州」と呼んで、軍事協力を中東欧にシフトしたことを彷彿させます。

●朝鮮半島

北朝鮮がレッドラインを超えるかのような動きを見せていますが、これを契機に日米韓が結束を強めているのは、見方によっては明るい話ともいえます。

米国が強硬手段に出ることは想定されませんが、このへんも現地の雰囲気を探ります。

一方、北朝鮮で手詰まりの米国は中国に圧力を強めていくでしょう。

オバマケア撤廃の失敗など内政問題が進まないことも、政権の成果を別に求める必要性から、対中外交への関心を高める方向に働くと予想されます。

そういう意味では、日本も他人事とはいえず、通商面での圧力の高まりが危惧されます。

今週の動きです。

7/10(月)
・日米印合同海上軍事演習(インド洋ベンガル湾)

7/14(金)
・トランプ大統領が仏革命記念日のパレード出席(パリ)

私は一週間ワシントンDCにいます。

詳しい話は帰国後になりますが、現地の雰囲気を可能な限りお伝えしたいと思います。

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4 comments on “今週の動き(7/10~16)
  1. ペルドン より:
    訪米歓迎

    やはり・・
    ワシントンの空気を吸う・・時々は・・
    本物の「カードの家」をかぶりつきで観なくては・・

    中国も核打ち込んでやるか・・と北に脅かされては・・飼い虎に噛まれる事になる。
    飼い犬は韓国・・スピッツのように五月蠅い・・が・・現政権は軍部を怒らせた・・

    日本は米国のドーベルマンになれるだろうか・?
    そろそろ・・関白殿・・下野の靴音が・・次の関白殿は・??

  2. JFKD より:
    米中露と二匹の飼い犬

    韓国は身は米国だが、心は中国だ。中国の属国でないと安心できないだろう。韓国軍はどこのパートナーにもなれないお粗末な組織だ。もう旧日本軍の伝統はないのでは。文大統領は北の核に恋してるが、米中露の緩衝地帯に許されることではない。統一より分断が緩衝地帯の本質。確かに米軍部は朴・父大統領暗殺のような決断をするかも

    ぺルドンさんが田中宇の説として言っていたが、北の急激なミサイルの改良はロシア製の関与をうかがわせる。それが本当のところだろう。米中の間にプーチンが半島に積極的に割り込んできた印象だが、もともとソ連は北の建国の祖だ。その後忙しく中共に任せたが。

    中国も北に脅されているように見えるが、旧清国の本拠だった満州は瀋陽軍区で、朝鮮族も多く、散々いじめはしたが同系民族だろう。そういう瀋陽軍区は核を持っている漢民族の本部軍区から、将来独立も見込んで、北を核込みで配下に収めても不思議なことではないだろう。そもそも中国の歴史はそういうものでは。だから瀋陽と北は切り離せない。米国がいくら圧力をかけても無理だろう。実は米国が北の存在を保証し、維持している頭なのだが。

    ここにG8から追放され制裁を受けているロシアが久々にちょっかい出してきた。中露は本当は仇敵だ。米国の前では共闘姿勢をとるが。ウラジオストックなど北京も瀋陽もロシアを追い出し、沿海州を取り戻したいだろう。当然シベリアにも同じ考えを持っているだろう。

    よく考えると潜在的には中東より恐ろしい地域に思えるが、だから米中露は絶対直接戦闘しないし握っている。3すくみになると動きは活発化する。握り方が複雑になるが二強より戦争になりにくいかもしれない。まあ石油が出るわけでもなく、米中露は鉱物資源には目を付けているいるようだが、米国にとっては、今のところ韓国・日本に武器が売れる程度の緊張は必要な地域ということか。笑

    日本は身も心も米国の飼い犬だ。関白殿はドーベルマンになりたいが、いかんせん国民が、国民として国家に守られる要件を満たしていない。よって川に落ちた犬のままで、中韓に頭を叩かれる。現状溺れるポチで、とてもドーベルマンにはなれそうにない。

    私は米国が半島から撤退し、日本もまずドーベルマンにならざるを得ないのが一番良いと思っていましたが、THAADを配備したことから米国に当分その気はないようだ。実力的には日本はドーベルマンなのだろうが、脳(憲法)がポチでは、機能しない。

    米国が日本から撤退する時、ポチなら核武装を認め、ドーベルマンなら認めないとか、米国の意向を忖度するのは難しい。ポチに核武装が一番恐ろしい気がする。通説はどちらでも認めないらしいが。笑

    関白殿が下野すれば永遠にポチの道が開かれるのでは。焦る関白殿、森友・加計にうつつを抜かす呑気な国民。次の関白にはそれこそ憲法改正して米国からの将軍を迎えたい。笑 マッカーサーにはここまでやってから退任してほしかった。今の憲法は無責任ですよマッカーサー。 

  3. 牧神の午後 より:
    爆弾投下

    JDさんがDCに到着するのを待っていたかのようなタイミングでNYTがトンデモナイ記事を出して来ました。

    帰朝後のご報告を楽しみにしております。

  4. アリチン より:
    話題

    固い話ばかりでなく、やわらかい話も期待しています!

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