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このごろとみに日本語がおかしい。 死語になった言葉の何と多いことか。 「謙譲の美徳」「惻隠の情」「一掬の涙」といった味わい深い言葉は無論のこと、本来大切にされてきた規範となる言葉も忘れられたようだ。「瓜田に履を入れず」「李下に冠を正さず」などは、いま日本中の役所に張っておくべき言葉だろう。 なかでも思い上がってるとしか思えないのが、この無資源国で自給率が4割を切っているなかで、グルメ番組の氾濫である。 午後から夕方の民放のテレビの多くが愚にもつかぬ食べ歩き番組ばかり、しかも舌もろくに肥えていそうもない「あの人はいま」的なタレントがゾロゾロ出て来てオイシイ、オイシイとヨイショし…
[ 2008/06/27 00:00 ] コメント(0)
長生きしていると善し悪しは別にして、様々な変化に巡り合う。人生82歳まで生きたとしても日数ではせいぜい三万日前後。 こう考えてみると長いようでも短いのが人生だが、同じ三万日でもいまの日本で長生きしているもと少年、いまジーさんたちは日本の長い歴史のなかで最も変化に恵まれた世代と言えるだろう。 子供時代は戦前の国民学校と呼ばれた小学校の低学年では神国日本、鬼畜米英と教わり、昭和一桁生まれの人たちは戦争に駆り出された。敗戦後今度は一転してマッカーサー万歳、侵略国家日本、同志ソ連などと教育され、紙不足で戦前の教科書を具合の悪い箇所は墨で黒々と消して使い、食糧不足で賞味期限なんて関係なく、喰え…
[ 2008/06/13 00:00 ] コメント(0)
英語を小学校3年生から教えるようになるのだそうだが、年端もいかぬ子供に英語をどう教えるのだろう。 日本では語学なんて言うから外国語に対して身構えるが、所詮言葉は自分の意見を伝える手段、道具でしかない。 その道具を使って自分の考えをどう伝えるかが言葉の本来の使い方だとすれば、ベースになる日本語をしっかり習得させておかねばなるまい。 やたら軽薄な英語使いをよく見かけるが、発音や流暢さは二の次でいい。 まず自分が何者で何を伝えてどう相手とやり合うか、理解させ理解することが肝心なのである。英語を使う前に日本人ならやはり母国語をきっちり正しく使えたうえで、歴史や文学などにも精通していな…
[ 2008/06/06 00:00 ] コメント(0)
「公共の利益と個人の利益」そのどちらを優先すべきか。どうもいまの日本を見ていると、その区別がぐちゃぐちゃになっているように見える。 イギリスがサッチャー首相の主導のもと、大きく構造改革に踏み切ったころ、機会があってロンドン郊外の確かミルトンキーンス(?)と呼ばれていた広大な開発プロジェクトを視察に行ったことがある。 その折案内してくれた現地の開発担当者に同行していた友人が「ゴネ得をどうしているのか聞いてくれ」と頼まれ、まず困ったのが「ゴネ得」を英語でどう言うかだった。結局何とかその意味を説明し相手に判って貰えたのだが、驚いたのは彼の答えだった。ただひと言「He will go to …
[ 2008/05/30 00:00 ] コメント(0)
古希も過ぎてやっと10歳まで過ごした満州を訪ねたくなってきた。当時のソ連国境に近いチチハルという所で生まれ、その後大連の近くの金州(乃木将軍の有名な詩碑があった)で育ち、最後は奉天(いまの瀋陽)、敗戦までは支配層で恵まれた生活を送り、8月15日に敗けた瞬間から今度は一転して被支配者に転落という劇的な経験もした。 完全武装で自動小銃を腰だめにしたソ連兵が、金目のモノや女を求めて集団で襲ってくるのだから、その恐怖たるや物凄いものがあり、そんなこともあって生まれ故郷に対して妙にアンビバレントな心境に陥った。 楽しいことはすぐに忘れるが、苦しかったことや恐ろしかったことはなかなか記憶から出て…
[ 2008/05/19 00:00 ] コメント(0)
日本では中学から英語を学ぶ、その後大学までの13年間、少なくとも英語は学び続けているはずなのだが、最近はとかくおかしな使われ方が目立つ。 コンプライアンスはいつの間にかコンプラとなり、そのコンプラは法令遵守と訳されるし、セレビリティはセレブとなって単なる金持ち、時として成金にも使われている。 だから渋谷でダンナをバラバラにした女房が、いつの間にかセレブ妻なんてマスコミに呼ばれることになるのだが、あんなのがセレブなものか。単なる勘違い女ではないか。英語を話す国民から見れば「馬鹿な使い方をするな」と怒鳴られるのがオチだろう。 アメリカなどでセレビリティと呼ばれる人たちは、人格識見はも…
[ 2008/05/08 00:00 ] コメント(0)
もしオリンピックに「墓穴を掘る」という競技があれば、間違いなく優勝するのは日本のとぼけた知事や市町村長のチームだろう。 暫定税率の期限切れで、地方の予算に穴が空き予算が執行出来なくなった。予定していた道路が出来なくなったと、多分税金を使ってだろうが大挙国会に押し掛け陳情攻勢に明け暮れ、おまけに日比谷公会堂まで貸しきってガソリン税復活賛成とこぶしを数千人が振り上げていた。白ける風景である。 何故ならバカだからである。地方自治体のトップともなれば、それなりに学識も経験もある立派な人だろうが、あまりにも立派過ぎて夜郎自大となり、考えることを止めているとしか思えないからである。 そもそも…
[ 2008/04/26 00:00 ] コメント(0)
拙著「バフェット入門」(ダイヤモンド社)が、この度中国と台湾でほぼ同時に翻訳、出版された。 いま中国で最も尊敬されているアメリカ人はウォーレン バフェット、ビル ゲイツ、ジョージ ソロスの三氏だそうで、言うまでもなくこの三人は世界に冠たる大富豪、おまけに巨額な寄付を行っていることでも有名だから、中国人ならずとも尊敬されて当然だろう。 この三人の巨額の富は市場によってもたらされたものであり、なかでもバフェットは「この世に生まれた最大の幸せは、そこに発展する市場があったこと」といって憚らない。 市場がこの世に存在しなければ、ビル ゲイツだって短期間にあれほどマイクロソフトを発展させる…
[ 2008/04/16 00:00 ] コメント(0)
桜のまだ残っているなか、孫息子の中学入学式に出掛けてきた。息子の時は入学式など「そんなの関係ねえ」とばかりに、一度も行った覚えはないが、一体入学式に行かずに何をしていたのだろうか。多分当時流行りの日曜出勤で、売れない投信を売り歩いていたのだろう。サービス残業などと言っているいまは羨ましい限りである。何せ会社が潰れるかどうかの瀬戸際だったころの話であり、転職などは思いもよらない時代とあって、会社イクォール、わが人生みたいな気持ちで張り切っていたし、切羽詰まってもいたので子供の学校どころではなかったのである。 孫の入学式当日は天気もよく、父兄もさることながら当方も含めてジーさんバーさんの方が…
[ 2008/04/08 00:00 ] コメント(0)
座右の銘というつもりはないが、好きな言葉のひとつに「災難を未然に防いだ人は英雄になれない」がある。災難が起きてからその処理に当り、その功績を認められて英雄となった人は沢山いるが、本来国民の生命と財産を守るべき立場にいる人の責任は、避けられる災難だったら未然に防ぐことをまず考えるのが筋。小泉・竹中コンビによる金融システムの危機、不良債権の処理が最近では構造改革の例として取り上げられることが多いがそれは結果の話、本来は宮沢政権時代にことの重大さに気付きながら、その処理を先送りにし見て見ぬふりを決め込んだ政治や行政の責任の方が、処理に当った功よりももっと重いはずである。「バブルだから潰して当然」「…
[ 2008/03/27 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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