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グローバリゼーションの株式市場への影響は、どの国の市場も多国籍化することが当たり前になるということだろう。 投資家レベルで言えば、市場で競う相手はいまや世界中の人たちなのである。 にもかかわらずその変化に最も遅れているのが日本の市場のように思えてならない。 年末から年初にかけての日本市場の状況などその典型的な例で、NY市場や外国人の動向に一喜一憂するだけで、本邦投資家は持ち合い株を売るばかりだし、肝心の個人投資家は洞ヶ峠にでもこもってしまったのか、そのシェアは低下するばかり。 日本の市場でありながら、主導権は全て海外勢に握られっぱなしという状況になってしまっていた。 やれ持…
[ 2001/01/18 00:00 ] コメント(0)
新しい世紀に入ってきた。 新しい酒は新しい器にという言葉ではないが、この際思い切って新しいことを考えるきっかけにするのも21世紀入りの効用かも知れない。 そこで市場を取り巻く環境についての「キーワード」を考えてみた。 いまの日本の閉塞感を打破するには旧来通りの政治や制度では出来ないことが20世紀のギリギリになって露呈したのだから、この旧い体制を壊すことから始めなければならない。 そこで第一のキーワードは「快刀乱麻」。 さまざまな収益や既得権でがんじがらめになっているものは、この際一刀両断で切り拓いていかなければ、新しい日本の展望も拓けない。 そのためには強力なリーダーが必要なのだが、…
[ 2001/01/05 00:00 ] コメント(0)
「仏作って魂いれず」とは、今日本の政府が行っている政策、そのものだろう。 税制もちょっり贈与や相続で時代に追いつこうとする意欲は見えるものの、株式投資にかかわる税制は得意の先送り。 贈与税の年間60万円の控除額などは、何十年間も変わっていなかったのだから、これだけ日本経済が大きくなり、月給も昔とは大違いになっていたのだから、もっと早期に見直していれば、日本の家庭崩壊も少なくてすんだのではないだろうか。 子供なら全て平等と言う相続のあり方が、財産は欲しいが老人は不要という風潮を産んだきらいもあり、そこを贈与税でカバーしておけば生前にいい子には多く贈与出来たのだから、老後の不安も少な…
[ 2000/12/18 00:00 ] コメント(0)
仇敵同士が長い間睨み合いを続けると、結果はロクなことにはならない。 怨念が残るからである。 とことん議論しお互いがそれによって納得し、後にしこりを作らないといわれているアメリカでも、大統領選挙の結果がこんなに長引けば、将来のホワイトハウスの指導力は大いに低下するだろうし、経済にも悪い影響を及ぼしかねなくなってきた。 日本も同様で取り敢えずは一応の決着を見た政局も、このごたごた騒ぎで森首相のそうでなくても落ちていた求心力が、下がることはあっても上がることはないだろうし、税制をはじめ大事な改革もまた先送りされる懸念も出てきた。 これでは国民も元気の出し様がない。 本来政府の役目は誰が政権を持…
[ 2000/11/24 00:00 ] コメント(0)
10月の休みを利用して、今や伝説の Fund manager となった Fidelity のピーター・リンチ氏をインタビューしてきた。 1977年にマゼランファンドのマネージャーになり、驚異的なパフォーマンスをあげて全米投資家の最も尊敬する投資家となったことで有名である。 折りからNY市場は大荒れで乱高下に見舞われており、日本もその影響で冴えない展開となっているが、彼の話で印象深かったところをご紹介しよう。 まずデイリーの値動きに一喜一憂することなく、その企業のファンダメンタルを注目していればいい。 それも5?10年先がどうなっているかが最も大切であり、なにも難しく考えずともヒントは日常…
[ 2000/10/26 00:00 ] コメント(0)
好調な時には全く気にならない材料でも、地合いが悪いと全てが悪い材料に思えてくるのが市場の特長だろう。 相場とは常に不合理なうごきを伴なうものであり、不合理な動きがあるからこそ強弱見方が分かれて、そこにチャンスも出てくるもの。 いまの東京市場の動きなど、その最たるものだろう。 全員が浮かれ気分でいた年初には、たかがケータイの安売りやをITの星ように持ち上げて見たりと、不合理も極まった動きをしていたが、一転して地合いが悪くなってくると、全てが灰色になってしまっていって、外部材料も内部材料も弱気のストーリーを描けるものしか探してこない。 アメリカに関しても年初はむしろ弱い材料を好材料と…
[ 2000/09/22 00:00 ] コメント(0)
4?6月のGDPが発表された。 1%のプラスは予想のほぼ上限だが、その内容がいまいちというのが正直な感想だろう。 つまりまるでモグラ叩きのように前期プラスだった部門が今回はマイナス。 前期マイナスだった部門が今回はプラス。 相場の言葉で言えば各部門で往って来いという状況である。 もちろんマイナスよりプラスにこしたことはないが、ここで気になるのが堺屋経企庁長官のスタンスの変わりようである。 小渕さんのころは結構威勢よく例の胎動発言なども含めて、なかなかやってくれるではないかと声援を送っていたが、森政権になってから評論家どころか、解説者になってしまった感がある。 野球でも評論家はさまざま…
[ 2000/09/13 00:00 ] コメント(0)
市場こそ経済の活力の源泉という信条を持つ身として、来年4月から導入予定の株式売買益の申告分離課税に対してしつこく反対してきた。 やっとこのごろになって政治家や金融庁あたりから見直しの動きがでてきたのは何より御同慶に耐えないが、何故この申告分離課税が危険な税制であるかについて、あらためて整理しておきたい。 まず何故株式だけが申告分離課税となるのか、他の金融商品との整合性が全くみられない。 加えて他の金融商品が源泉徴収で20%の税率であるのに対し、株式の売買益は申告分離課税で26%なのか、その根拠が全く見当たらない。 しかも損失が出た場合には自己負担で他の所得との合算は一切出来ないのでは、リ…
[ 2000/09/01 00:00 ] コメント(0)
ビッグバンのモットーはフリー、フェアー、グロウバルの筈であるが、もともとそれを言い出したのはご存知のように大蔵省だった。 その大蔵省がいつのまにか株式取引に関してとんでもない税制を決めていたのだから、いまや市場は大騒ぎとなっている。 現状では投資家は源泉課税か申告課税かの選択ができるのだが、2001年の4月からは申告課税しかできなくなる。 儲けたらはらえばいいというのが大蔵省の考えだろうが投資家にとっては大変である。 たとえばたった一回の取引でもそれで利益が出れば、税務署に申告しなければならないし、ましてや取引回数の多い人にはとんでもない手数と時間がかかる。 しかもその税率も利益…
[ 2000/08/08 00:00 ] コメント(0)
「喉元すぎれば熱さ忘れる」とは将に今回のそごうを巡る様々な動きであろう。 例によって小さな正義感に溢れたマスコミが、黄門様の印篭にも似た公的資金を楯にとって国民感情を煽り、結局ツルならぬカメの一言によって事態はどんでん返しとなった。 これで結局公的資金の負担額は大きくなるのだが…。 不思議なのは誰も得をしない話に全員が国をあげて大騒ぎをすることである。 そしてその大騒ぎのなかで忘れられてしまうのが、其の責任の所在なのではないだろうか。 そもそもそごうの破綻に旧長銀が絡んでいなければ、主要銀行とそごうの間で済んでしまう問題だったのだから、ねじれの発端は長銀の処理に問題があったことに…
[ 2000/07/19 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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