2009/12/19 14:09 | 言いたい放題 | コメント(10)
えらいことになったものだ
それにしても変なことばかりやってくれるものだ。「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」と言われて育ち、その後市場に身を投じている立場からすれば、いまの鳩山さんの言動は金融庁に何回も捕まるのではないか。
市場には[MY WORD IS MY BOND]という言葉があるが、これは一旦自分の口から出た言葉の責任は自分が取るということであり、取引の多くが電話など口頭で行われる市場では言葉がすべて。
相手の言葉だけで巨額な取引を瞬時に行わなければならない市場では、言葉こそが信用の源点なのである。切った張ったの市場で相手の言葉がくるくる変わったのでは、市場が成立するはずも無い。鳩山サンなんかはとうの昔に懲罰のうえ出入り禁止になって市場から追放されているだろう。小沢さんも勝手にルールを変えたり約束を反故にしたりしていては、いずれ市場から放り出すべき範疇の人なのだが、権力とは恐ろしいもので「泣く子と地頭には逆らえない」図になってきた。これまたやりたい放題。そのうち多くの国会議員の事務所にはよその国のトップと、うれしそうに並んで写っている写真が飾られるのだろう。
上も上なら下も下と嘆きたくなるだろうが、いまさら後悔してもしばらく選挙は無いだろうから、先に立たなかった後悔をするしかない。まぁ身から出た錆と言ってしまえばそれまでだけれど、ここで諦めては肉食系の身としてはこれでは男が廃たる。地元の国会議員たちにしっかり喰ってかかろうではないか。
子育て支援とかで子育てに力を入れるらしいが、これも嘘ばっかりで入れないはずの所得制限をするらしいし、ガソリンの暫定税率も据え置きとか。以前一時的に下げたのは民主党がごねたからだろう。あの騒ぎはいったいなんだったのか。嘘で固まった政治が子育て支援なんて言ったとしても、嘘つきの子供ばかりが育つのではないかと心配である。
予算にしても今年は埋蔵金や独立行政法人を締め上げれば、何とか辻褄を合わせられるだろうが、来年以降の予算はどうして作るのか。世界で突出して高い法人税は、下げなければ企業は日本から居なくなるだろうし、さりとて消費税はマニフエストで自縄自縛になっているので触れないだろうから、野党時代のお気楽にやっていた時代が懐かしく思いだされることだろう。
まるで子供に説教するようなことは書きたくも無いが、「言葉が信用の全て」そして「嘘をついてはいけない」という最低のマナーぐらいは守ってくれないと、日本自体が信用されなくなって迷惑するのは国民なのである。
わが「ほら吹き宰相」は[TRUST ME]と、こともあろうにオバマ大統領に啖呵を切ったとか。このトラストという言葉も市場では重い言葉である。つまり「信用」である。あのタイガー ウッズの浮気がばれた時に、多分奥さんに「ビリーブ ミー」と言ってごまかしたのだろうが、「ビリーブ」とトラストは全く重みが違う。
一国のトップ同士の会談で「トラスト ミー」と言ったとすれば、命がけで約束を守らなければ昔なら戦争になっていてもおかしくない。タイガーが苦し紛れに言い訳をするとしても、せいぜい「ビリーブ」という言葉は使ってもトラストとは言わないだろう。トラストという言葉には言い訳は許されないからである。トラストという言葉の意味を鳩山さんはスタンフォード出身のはずだから知らないはずはないと、もしオバマが受け取っていたとすれば、これはオバマにとっては鳩山の背信としか考えないだろう。
言葉の重みすら知らない鳩山、傲慢小沢のツートップで日本はいったいどこに流れ着くのだろう。そのうち国語は中国語に、第二外国語に日本語なんてならなければいいのだが。孫の時代がほとほと案じられるこのごろである。
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10 comments on “えらいことになったものだ”
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そもそも、民主党に投票した人は、小沢と福田の大連立構想がばれた時に、小沢が民主党には政権任せる人材がまだまだだと言ってたことを忘れたのですか!
何をいまさら!
ダメなら来年の参議院選挙で叩き潰せばいいんですよ。
「子供手当てに所得制限をつける」ことに反対で、「ガソリンの暫定税率」を維持することに賛成ということなのでしょうか?
仮に気に喰わない政権党(そういう訳ではないのかもしれませんが)であっても、個々の問題に対しては“是々非々”の姿勢で臨むのが大人の対応であると思いますぞ。
言の葉は軽い・・羽毛よりも軽いか。
魂が無ければ言霊は宿らない。
宿らないから軽くなる。
が
署名となると、
魂がなくとも重い。
親子揃って上申書に署名する。
歴史上初めてだろう。
宰相がお目こぼしして欲しいと、
ハハの署名も揃えて、司直に友愛を嘆願される事になる。一本刀土俵入りか・・・
司直はさぞ気分がいいだろう。
国民は気分が悪い。
さて
政治的道義的責任・・それは辞任する事ではない・・と
宰相殿は軽くいなされるだろうか??
関東平野にも、北風の貫太郎がやってきた・・・
マニフェストをもっと薄く、党議拘束はマニフェストの範囲内にとどめる、そうすれば候補者の個性が出て国民も選びやすくなるのではないでしょうか。大政党は右から左まで人材がバラエティに富んでいることですし。それに党より人で選んだ方が納得の度合いは高まる気がします。
昔は切腹もありましたし、一度物事が動き出すと訂正するのは至難の業、大名同士の一問一答は恐ろしく時間が掛かったそうですが、便利になりすぎて油断しているのではないでしょうか。
そんなの初めから分かりきったこと。今更嘆いても仕方ないよ。それでも民主独裁政権がいいと国民が思ってるんだから。馬鹿な国は行き着くところまで落ちればいいさ。
国家破綻を避けるには
どのような解決策があるのだろうか?
そこでジョンパパの持論を展開する。
すなわち「デフレ下での
不動産と株資産のバブルを起こす。」
インフレ、デフレは不動産や株価の
上昇下降は含まれないのであるがゆえこれを利して、
日本米国のような借金国家にとって
大量の国債の金利が下がるということは、
支払い金利の減少に結びつき
インフレ、デフレの枠外である不動産や株の上昇を
起こさしめることにより、
国家負債の減少さすことが可能となり
借金国家からの脱却も可能である。
それゆえ
インフレ、デフレから株価や不動産価格を除いている
というのは逆に言うと
これらへの投資が利益を生むということである。
増刷された紙幣が向かうのは
これらの価格上昇以外にありえないからである。
これらの利益から
国民と政府は利益を得られ
これらの拡大により
政府借金は減少に向かう。
世の中を危機意識に向かわせる経済論は
まったく不要のものである。
どうすれば
世の中がよくなるかを考えるのこそ
本当の経済学者の仕事ではなかろうか。
世界でもっとも豊かな国が中国なら、
世界で国民がもっとも豊かな国が日本である。
中国が政府指導であるのは当然だが、
日本は国民主導であるべきである。
ではその豊かな国民が幸せになるためには
国の運営を政府に任せずに
国民の自治で行うべきである。
幸いなことに
今団塊の世代は職場から離れ時間がある。
彼ら豊かなる熟年世代に国の舵取りを任せ
政治屋には
国の舵取りの場から降りていただこうではないか。
政治屋は不要である。
もっとも豊かなるおじいちゃんたちが
自分のお金資産を守るために
自分たちで日本の舵取りをしようではないか!
「鳩山家が舵を取るのではなく
石橋家が取るべきである。」
これこそが本当の
「平成維新」である。
政権交代したことは良いことですよ。
ダメならまた代えれば良い。
自民のあのダメ政権をウン十年
我慢したんですから、数ヶ月くらいで
ガタガタ言うのは、早すぎるでしょう。
御大は、まだまだお元気なのに、
急がねばならない理由がおありなのですか?
そうだよ。それでも政権交代したことは、良いことだ。
自民党のままだって、税収は現状の通りでしょ。
なにも変わりは、ないでしょう。
自民党が、この30年やってきた事を、いかがお考え遊ばすのやら。
極めて少額ですが(しかも先の話)、譲渡益課税を100万円まで無税なんてのも、少しは評価してあげてもいいかな・・・ああ、0がひとつ足りんか。
皆さん感じていることだと思うが、鳩山首相はリーダーとしての資質が決定的に欠けているのではないか。間違いなくそれは苦労知らずのお坊ちゃま育ちから来ているものと思う。何たって毎月1500万円もママからお小遣い貰っていても、自分は知らぬ存ぜぬ。この方は口先だけのノー天気が生まれ育ちから自然に身についているのではないか。一国の首相としての言葉は軽く、発言も方針もコロコロ変わる。こんな方に日本の舵取りを任せていてほんとにいいのだろうかと、不安になるのは私だけだろうか?日米関係も非常に危険な状態だし・・・。