2004/03/29 00:00 | 言いたい放題 | コメント(0)
心打たれた女子高生たちのポートフォリオ
今年で4回目になるが年を追うごとに参加校が増え、今年は5000にものぼる学生たちからのレポートが寄せられた。
目的は学生たちによる株式投資のポートフォリオをレポートにして提出して貰い、学者や有識者によって評価・表彰する催しだが、表彰会で行われるパネルディスカッションの一人として今年も参加した。また同時に株式投資に対する理解が急速に高まっているのは心強い思いをさせられている。
最優秀チームはNY証券取引所見学という招待旅行がついてくるので、学生たちにとっても単なるゲームよりは刺激があるし、ポートフォリオ作成にあたって企業を訪問したり、ホームページで企業を調べたりするために、将来の就職やライフプランを考えるためにも大いに役立っている様子もうかがえる。
今年の最優秀賞は福井県の県立高校の女子生徒のチームだったが、将来の自分たちのスキルアップを軸にして、どんな企業が自分たちに役に立つか、豊な人生を切り拓くことが出来るかをテーマにしてポートフォリオを作っていた。身近な自分たちの卒業後の人生設計をベースに、株を選択するという視点が高く評価されたのは勿論だが、その過程で株式投資が如何に社会に役に立っているかについてもしっかり学んでいった姿がうかがえて、これぞ株式投資の原点と審査員たちの心を捕らえたのである。
まず株式投資の経済や社会との関係をしっかり理解し、しかる後に自分の将来の人生設計にどう組み込んでいくか、生涯収入や年金も含めてある程度読めれば、今度は如何にしておカネに働いて貰うか、それには株式投資をどう利用すればいいか、といったことをストック リーグに参加したことでしっかり学んでいるし、おまけに学べたことを感謝もしている。きっと将来は立派なキャリアウーマンとして自立し、育児も仕事も立派にこなせる女性になるだろう。まことに頼もしいレポートだった。とかくギャンブルと誤解されがちの株式投資だが、自分だけの
力で稼げる金額には限界がある。稼いだおカネを市場を利用し市場の助けを得れば、時として思いもよらぬ豊な人生も可能になることを改めて感じさせられたレポートだった。
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