プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

黒船騒ぎはもう止めよう

 一寸した変化が起きると、ことの本質よりも大衆受けする小さなことを取り上げマスコミが騒ぎを大きくする。それが妙な被害者意識を先走りさせ時ならぬ「黒船騒ぎ」になるのが日本の特長だろう。  外為が自由化された時の騒ぎなどそ…

[ 2007/04/13 00:00 ] コメント(0)

日本語の読み方

 とかく一方に偏りがちの日本の国民性だが、一方で読みようでは全く反対の意味にもとれる日本語もある。  たとえば「危機」、いまの日本では一寸した危機に瀕するといまにも日本が沈みそうな騒ぎ方になるが、この字を良く見れば危の…

[ 2007/03/29 00:00 ] コメント(0)

人生いろいろ、相場もいろいろ

 上海発の相場の下げで世界中が大騒ぎになっている。世の中変われば変わるものだ。  時価総額でみればたかだか130兆円ほどの、日本の四分の一程度の市場の下げで、なぜこんな騒ぎになったのだろう。  上海ごときに振り回され…

[ 2007/03/02 00:00 ] コメント(0)

相も変らぬハゲタカ嫌い

 日本の外資アレルギーはいつになったら変わるのだろうか。外国ファンドのスティールがサッポロにTOBを提案したら、またもバケツをひっくり返したようなハゲタカ騒ぎ。ワイドショーなどのコメンテーターなどメディアもひどいもので、…

[ 2007/02/19 00:00 ] コメント(0)

円安でいいのか

 たかだか納豆ごときで大騒ぎしている間にも円安は進み、かつて世界最強とすら言われた円の価値が急減している。  戦前の満州に生まれ敗戦をかの地で経験しているためか、自国の通貨が安くなるとロクなことはないと肌身で知っている…

[ 2007/01/31 00:00 ] コメント(0)

本当の自助努力

いま日本では、新旧2種類のお札が通用していることはご存知だろう。  一万円札を例にとればホログラムつきが新札、なしが旧札である。  さて、そこで問題です。「いま市中に出回っているキャッシュは約73兆円ほど。そのなかで…

[ 2007/01/19 00:00 ] コメント(0)

心根の美しい国民作り

 何人かの方が年賀状に「証券税制ではご努力いただきありがとう」と添え書きをしてくださっていた。なんとも嬉しい限りである。  昨年末にかけての証券税制論議のなかには、思わず「それが政治家の言うことかよ」と突っ込みを入れた…

[ 2007/01/10 00:00 ] コメント(0)

ルールとモラル

 ルールとモラルはなかなか厄介な存在である。ルールさえ守っていれば何をやってもいいかとなると、時としてモラルを問う動きが出てくる。平成18年(06年)はその意味で最もコントラバーシャル(物議をかもす)年だったのではないだ…

[ 2006/12/28 00:00 ] コメント(0)

貧乏人のDNA

 期限切れを来年に控え、その行方が注目されていた証券税制が、取り敢えず1年延長することで決着しそうになった。  売却益、配当に係わる税率の10%、配当の分離課税という現行の税制は2008年までは続くことになり、市場の無…

[ 2006/12/14 00:00 ] コメント(0)

優遇など寝言は止めよう

 TVでレギュラーを持つと、いやでも変化に敏感になるし、それが毎週となると他とは違う切り口はないかと、常キョロキョロ周辺を見渡す癖もつく。  「日経CNBC」という日経系のケーブル局でもう5年以上も「三原・生島マーケッ…

[ 2006/12/04 00:00 ] コメント(0)