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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2011/11/04 05:30  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、9月の小売売上高は0.4%増加


おはようございます。

昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した9月の小売売上高は、8月のAUD20.82bnから9月はAUD20.91bnに増加しました(季節調整後で前月対比プラス0.4%)。 事前のエコノミスト予想ではプラス0.4%でしたので、予想通りの数字でした。 

7月の小売売上がプラス0.8%あり、8月がプラス0.6%で、今回がプラス0.4%でしたので、小売売上の増加率が低下傾向になっていますが、それ以前の小売売上がマイナスであったことを考えれば、個人消費が豪経済の景気を下支えしているようです。

主な内訳としては、鉱山部門の好景気を背景に、家庭用品、カフェやレストランなどが好調な一方で、デパートメント ストア、衣料、それに豪ドル高の影響を受けて外国からの観光が低調です。

一方で、11月のRBAの0.25%の政策金利に引き下げ後、主要銀行の住宅ローン金利も平均で0.225%ローン金利が引き下げられており、今後、クリスマス商戦や、クリスマス休暇の消費拡大が期待されます。

TD証券のストラティジストRoland Randall氏は「今回、発表された消費の水準は、特に個人が消費を抑制しているわけでもなく、また、11月1日のRBAの政策金利変更が不適切であるとは思わない」とし、今回のRBAの政策金利の変更のタイミングと水準については妥当であったとコメントしています。

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