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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2018/02/01 05:00  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、2017年代4四半期のインフレ率は+0.6%


おはようございます。

昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の2017年第4四半期の消費者物価指数(インフレ率)は前期比+0.6%で前年同期比では+1.9%でした。 事前の市場関係者の予想は第4四半期のインフレ率が+0.7%で前年同期比+2.0%でしたので、事前の予想をやや下回る形になっています。

また、RBAが指針としているコア コアインフレ率は前期比で+0.4%(事前の市場関係者の予想は+0.5%)で、前年同期比で+1.9%(事前の市場関係者の予想+2.0%)と、RBAが中期的な目標水準としている2~3%のレンジを下回り、市場内にあった政策金利引き上げ期待は後退しました。

内訳としては、ガソリンなどのエネルギー価格、タバコ、フルーツ価格などが上昇した一方で、海外旅行費、コンピューター費用、通信費が下落しています。

Commsec のチーフ エコノミストCraig James氏は「豪のインフレは引き続き落ち着いており、RBAの政策金利が暫くは現行政策金利を維持するであろう」とし、その理由として豪の労働市場における賃金上昇率が非常に低いことを挙げています。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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