2017/11/01 05:08 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の新築住宅販売は前月比6.1%減
昨日、民間のHIA(オーストラリア住宅産業協会)が発表した9月の住宅販売件数は前月比6.1%の減少となりました。月間の住宅販売件数が6,000件を下回り、2015年前半の8,000件以上から約3割近くも減少した事になります。 主な下落要因としては、マンションなどの集合住宅が前月比16.7%と減少し、特にブリスベンで顕著です。一方で、一般の中古住宅販売件数は4.5%の減少と緩やかな下落に留まっています。また、地域別では、西オーストラリアが15.1%の減少と最も減少幅が大きく、それに続いてクイーンランドの8.7%の下落となっています。 一方で、シドニーの中古住宅販売は唯一3.7%の増加でしたが、反対にメルボルンの中古住宅販売は2.3%の下落と振るいませんでした。
HIA のシニア エコノミスト Shane Garrett氏は「これまでのデータから、今回最も長く続いた豪の住宅ブームは、足元18か月も調整局面が続いてことで、2016年3月がピークであったことが確認できた。今回の調整期間は量的にも時間的にもかかると思われ、2019年の何処かの時間帯でボトムを付けると考えている。また、豪経済は引き続き堅調に推移し、過去の平均値である3%程度まで回復すると考えている」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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