2017/10/25 05:04 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、住宅用更地価格は前年比+8.5%
昨日、民間の住宅リサーチ会社HIA(Housing Industry Association-CoreLogic)が発表した豪の主要都市の住宅用更地価格は、前年同月比で8.5%上昇しました。 特にシドニーでは1㎡の更地価格が初めてAUD1000ドル(日本円8.8万円)を越えました。
HIA のシニア エコノミストShane Garrett氏は
(1) 住宅用更地価格の上昇ペースは加速しており、これは将来的なマンションなどの集合住宅価格の上昇につながり住宅価格高騰の懸念材料となる。
(2) 地域別では、メルボルンが前年比19.6%増加し、シドニーが9.6%、アデレートが8%、パースが5%となっている。 ブリスベンは殆どフラットの+0.1%であるが、タズマニア州のホバートだけが-15.8%となっている。
(3) 一方で、既存の住宅価格については、最近は回復基調にあるが、それでも好調不調の分かれ目である入札成立率70%を下回っており、引き続き調整局面にある。
(4) 東海岸の貨物専用鉄道や、第2シドニー空港の開発など、新しいインフラ整備が進んでおり、これらの近隣地域では住宅用更地価格は上昇している。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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