2017/10/04 05:10 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,政策金利据え置き
昨日、RBAは定例の理事会を開催し、現行政策金利の据え置きを決定しました。 理事会後のRBA 総裁 Philip Lowe氏の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 本日、理事会メンバーは、これまで得られた経済情報を勘案した上で現行政策金利を維持する事が金融面で豪経済を下支えし、更には今後のインフレ上昇につながると判断した。
(2) 金融監督庁の銀行の貸し出しに対する監視によって、最近の貸し出しの伸びは鈍化してきている(景気が悪化するようであれば政策金利の引き下げの可能性も示唆しました)。
(3) 一方で、労働市場は引き続き改善傾向にあり、現在は賃金の上昇は緩やかなものに留まっているが、将来的には賃金は上昇していくだろう。
(4) 豪経済は、非鉱山関連産業を中心に拡大している。また、インフラ関連投資も好調で、今後の見通しを明るい。
(5) 足元的には、家計部門は低い賃金上昇の下で住宅ローンなどの債務が重くのしかかっており、支出を抑制している。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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