2017/08/02 05:36 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、政策金利据え置き
昨日、RBAは定例理事会を開催し、現行政策金利1.5%の据え置きを決定しました。これでRBAは現行政策金利を1年維持した事になります。 理事会後のRBA総裁Philip Lowe氏の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 本日の理事会で、我々は、現行政策金利を維持する事が現在の豪経済にとって適切であり、今後も経済を金融面で下支えし、将来的にインフレ率を2%に引き上げることに寄与すると考えている。
(2) 足元の豪ドル高は、将来の景気拡大とインフレ率の上昇を期待した動きであると思われるが、これまでに得られた景気指標からは、将来的にいつ、どちらの方向(政策金利を引き上げる、もしくは引き下げる)を示すものは出ていない。
(3) 不必要なドル高は、鉄鉱石や石炭などの鉱山主出価格を引き上げることになり、その事が豪経済にとってマイナスに働き、雇用創造の妨げになる。
尚、今週の金曜日には、RBAによる今後3か月の見通しを示す「quarterly monetary policy statement」が発表されることになっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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