2017/04/11 04:58 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2月の貸し出しは2.7%減
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2月の豪の貸し出し(金額ベース)は、前月比2.7%減少しました。主な内訳としては、投資用住宅の貸し出しが5.9%減少し、自宅用住宅の貸し出しは0.5%の減少に留まっています。尚、住宅ローン申請件数に関しては季節調整後で前月比0.5%の減少となっています(事前の市場関係者の予想は前月比変わらずのフラットでした)。
最近のローン状況は、2016年12月が1%減少し、2017年1月は逆に4.2%も増加していました。 今回減少した背景には、金融監督庁が銀行に対する貸し出し(特に投資用物件に対する貸し出し)の監視を強化した事が挙げられます。
今後の住宅ローン動向に関しては、住宅市場のサイクルからみて現在は調整局面にある事、更には、金融監督庁が銀行の貸し出しを厳しく監視していることから、投資用住宅ローンを中心に伸び悩むことが予想されます。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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