2017/03/16 05:26 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月の消費者信頼感指数は0.1%上昇
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した3月の豪の消費者信頼感指数は、2月に2.3%上昇した後、更に0.1%上昇して99.7ポイントでした。この指数では100ポイントを越えると消費者は消費に対して楽観的であることを示し、100ポイントを下回ると悲観的である事を示しています。 特に今回は、サブ項目である失業に関するセンチメントが3.1%下落し、これは将来に対する雇用不安が低下している事を示しており、将来的に失業率が低下する可能性が出てきました。
Westpac のチーフ エコノミストBill Evans氏は
(1) 雇用に関する我々の見方は、求人に対する空職率が次第に下落しており(経営者がより雇用に対して積極的になってきている)、今後も労働市場は改善傾向を辿るとみている。
(2) 一方で、家計のファイナンスに関するセンチメントは5.3%と大きく下落している。これは足元の賃金の上昇が抑制されている事が理由に挙げられ、将来の住宅ローン金利上昇に対する懸念ではないと考えている。と言うのも、我々としては2018年にかけても政策金利は現在の水準に留まると予想しているからである。
(3) 同じくサブ項目である住宅価格に関するセンチメントは2.2%上昇しており、引き続き豪の住宅は緩やかに上昇すると家計は期待している事が窺える。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。