2017/02/23 05:11 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2016年第4四半期の賃金は+0.5%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2016年第4四半期の豪の賃金は季節調整後で前期比+0.5%となり、前年同期比では+1.9%でした。
内訳としては、民間の賃金が前期比で+0.4%上昇して前年同期比で+1.8%となり、公務員の賃金は前期比で+0.6%で前年同期比+2.3%となっています。
豪の賃金が低く抑え込まれている事が、インフレ率が低く推移している原因となっていますが、企業家は世界的な不透明感の中、正規雇用を減らし、代わりに非正規雇用を増やすことで雇用リスクを回避しようとしています(賃金上昇抑制要因)。
その一方で、RBAが予想しているように豪の失業率は5.7%程度で今後も推移すると見込まれており、失業者を増やさない代わりに非正規雇用者を増やしている部分があります(労働組合としては、強く賃金引上げ交渉をすると失業率の増加につながりかねない悩ましい状態)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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