2017/02/15 05:27 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月のビジネス コンディションは6ポイント上昇
昨日、民間のNABが発表した1月の豪のビジネス コンディションは前月比6ポイント上昇して+16ポイントでした。また、ビジネス センチメントは4ポイント上昇して+10ポイントで、12月に続いてプラスだった事から市場関係者の間で「世界的な株高を背景に、豪経済も上向きつつある」との見方が出始めています。
NABのチーフ エコノミストAlan Oster氏は、
(1) 今回の強い数字は、2016年第3四半期GDPの弱い数字の後(-0.5%)、豪経済は反発していることを窺わせる内容である。
(2) 全体としては、確かに強い内容となっているが、一部の業態では引き続き弱含んでおり、こうした業態まで回復するかはっきりしない。鉱山関連産業は弱含みで推移する一方で、鉱山関連商品価格は回復基調にある。
(3) 雇用に関しては過去6年間のピークである7ポイントを5ポイントも上回っており、雇用環境もしっかりしてきた。これによって、今後は発表れる雇用統計にもこうした内容が反映されるであろう。
(4) ビジネス信頼感が強いのは足元の株高を受けて上昇したことが要因で、我々はこれについてはやや懐疑的である。
尚、NBAは、豪経済については、引き続き弱含みで推移すると予想しており、更なる政策金利の引き下げを予想しています(それ故に、今回の数字については懐疑的なスタンスを取っています)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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