2017/01/20 05:13 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、12月の失業率は5.8%に上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の12月の失業率は前月比0.1%上昇して5.8%となり、2016年6月以来の高い水準となりました。 尚、新規雇用者数は13,500人増加で事前の市場関係者の予想であった10,000人を上回りました。 尚、労働参加率は64.7%で前月比0.2%下落しています。 内訳としては、正規雇用が9,300人増加し、非正規雇用が4,200人増加しています。
ABSのジェネラル マネージャーBruce Hockman氏は「2016年前半は正規雇用から非正規雇用へのシフトが大幅に起こり、前年に比べて35,000人の非正規雇用者が増加した。これによって、2015年12月以来、非正規雇用者の割合は、31.1%から31.9%の上昇した」と説明しています。
Capital Economics のオーストラリア経済担当チーフPaul Dales氏は、「新規雇用者数が13,500人増加した事は2016年第3四半期に比べて改善していることが窺えるが、前年同月比では、雇用が僅かに0.8%しか増えておらず、労働市場は強いとは言えない。それが、現在の豪経済が今一つさえない大きな理由の一つになっている」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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