2017/01/04 05:12 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2016年12月の住宅価格は1.4%上昇
昨日、民間の住宅調査会社CoreLogic RP Dataによれば、2016年12月の住宅価格は前月比+1.4%上昇しました。 これによって2016年を通じては前年比10.9%上昇し、2009年以来の高い伸びとなりました。
地域別では、鉱山関連産業の多い西オーストラリアは前年比4.3%下落しましたが、シドニーは15.5%上昇し、メルボルンも13.7%、ホバートでは11.2%、アデレートで4.2%、そして私の住むブリスベンで3.6%、それぞれ価格が上昇しています。
CoreLogic のリサーチ ヘッドTim Lawless氏は
(1) 住宅物件によってバラつきがあるのは、メルボルンとブリスベンである。 メルボルンでは一戸建て住宅価格が15.1%上昇した一方で、マンションなどの集合住宅は1.7%の上昇に留まっている。 また、ブリスベンでも、一戸建て住宅価格が4.0%上昇しているのに対して、マンションなどの集合住宅の価格は0.2%下落している。
(2) 投資用不動産などのライフ スタイルに合わせた住宅投資が盛んになっており、海外からの投資、あるいは既に住宅を保有している人の投資用住宅の取得が人気を呼んでいる。しかし、それはあくまでも東海岸沿いの商業都市に集中しており、その他の都市ではそれほどではない。例えば、2016年の地方の住宅価格インデックスは2.6%の上昇に留まっているのに対して、シドニーは7.2%も上昇していることからもわかる。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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