2016/12/27 05:07 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、年末商戦は前年比+2.9%見込み
昨日、民間のARA(The Australian Retailers Association:全豪小売協会)が発表した年末年始商戦(12月26日~1月15日)の小売売上の見込みは前年同期比+2.9%、金額ベースでUAD17,9bnと発表しました。背景には、12月のクリスマス商戦では、一部の小売りでは前年同月比変わらない業態もありましたが、全体としてはまずますであったことから、年末年始もこのままの流れが続くと見込んでいます。
豪の大手百貨店David Jonesのスポークスマンは「この期間に約100万人の来客を見込むと同時に、増加傾向にあるオンライン ショッピングでも同様の約100万人のアクセスを見込んでいる」と強気のコメントをしています。
また、大手スーパーColesのスポークスマンも「通常の食パンや牛乳などの食料品の他、パーティ後の片付けや年末年始の大掃除道具、更には、子供のおもちゃやゲームに使う乾電池などの売り上げが伸びると見込んでいる」とこちらも強気の見通しを持っています。
更に、大手電機小売店JB Hi-FiのCEO Richard Murray氏は、「今年は、様々な電気製品の買い替え時期にあたり、次世代製品の買い替え需要(携帯電話、フィットネス関連、携帯オーディオ等)が期待できる」と強気です。
経営者が今後の見通しに対して楽観的なのはわかりますが、我々のような相場で売り買いするものとしては、こうした楽観的過ぎる見方には、少し距離を置いた方がよさそうです。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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