2016/11/18 05:08 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、10月の失業率は5.6%に低下
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2016年10月の豪の失業率は前月の5.7%から5.6%にて低下ました。 内訳としては、新規雇用者数は9,800人増加し、正規雇用者が41,500人増加した一方で、非正規雇用が31,700人減少しています。 事前の市場関係者の予想は新規雇用者数が16,000人の増加でしたので、予想を下回った形になっています。 尚、ABSは9月の雇用者数を27,000人の減少に下方修正しています(下方修正が大きすぎです。 また、今回の数字では、正規雇用者と非正規雇用者の差も大きすぎです。 去年以来、雇用統計に信頼性が今ひとつかけるところがあります)。
また、労働参加率は、9月の64.5%から64.4%に減少しています。事前の市場関係者の予想は64.6%でしたので予想を下回った形になっています。地域別では、最も失業率の低いのがシドニーのあるNSWの4.9%で、逆に最も高いのが鉱山関連産業の多い西オーストラリアの6.5%となっています。
ABSの労働及び所得担当のJacqui Jones氏は「過去1年間で非正規雇用者数が31%から32%に増加している。 10年前が29%であったことからして、この1年間に非正規雇用者数が急激に増加した事が窺える」とし、「この結果、2015年12月以降では、非正規雇用者数が132,700人増加し、正規雇用者数が69,900人減少している」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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