2016/11/11 05:23 | 昨日の出来事から | コメント(1)
英誌エコノミストが言い訳する前に
読者の皆様もご存知のように、アメリカの大統領選挙ではトランプ氏が勝利して第45代アメリカ大統領になることが決まりました。 今週号の英誌エコノミストは、大統領選挙前の特集として、クリントン氏支持で特集を組んでいます。 来週号では、今回の選挙結果について、英誌エコノミストの見解が出されると思いますが(言い訳も含めて)、その前に彼らが何を主張していたかをここに記しておきたいと思います。そうすることで、彼らの考えが今後どう変わっていくか時系列的に比較してみたいと思います。
まず、英誌エコノミストは「もしトランプ氏が大統領になれば、彼はひどい大統領になるだろう」といきなり述べています。更に以下のように続きます。
彼は、人種差別の緊張を高めた。そして、彼の経験、気質、性格は、世界の民主主義国家のリーダーたちにとって、また、世界でも最も強力な武力行使をするリーダーとして、更には核兵器をコントロールする立場である国のリーダーとしてふさわしくない。
それだけでない、彼が大統領になれば、彼の個性そのものが政治の道具と化してしまうだろう。トランプ政権は、金持ちに対して減税を行い、貧しい人々に増税を強いる。また、我々は、彼の環境政策、移民政策、更には、世界におけるアメリカの役割を放棄する政策に反対である。もし、彼が大統領になれば、どれだけの悲しみに浸りながら辞めていったかを想像できるあのニクソン大統領の二の舞になることを保証する。
そんなトランプ氏をアメリカ国民は第45代大統領に選びました。
果たして、英誌エコノミストの予想するように、トランプ氏が本当にニクソン大統領の二の舞になるかどうか、それとも、英誌エコノミストが変節してトランプ氏ににじり寄るか、私達は、今後、注視していきたいと思います。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
One comment on “英誌エコノミストが言い訳する前に”
コメントを書く
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
トランプににじり寄るのに決まっている・・
上記の記事は・・ヒラリー側の主張だが・・
わが社は反対の意見である・・とやるのでしょうね・・・(笑