2016/11/10 05:52 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の消費者信頼感指数は1.1%下落
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した11月の消費者信頼感指数は、前月比1.1%下落して101.3ポイントとなり、前日の10月のビジネス信頼感指数に続き下落しています。
Westpac のチーフ エコノミストBill Evans氏は
(1) 将来に対する前向きな期待感が昨年は平均で7.3%あったが、今年に入ってその数値は平均で1.2%と大きく下落している(将来に対する明るい期待が持てない)。
(2) 更に、足元的には株価が低迷している事、労働市場、特に賃金上昇に期待が持てないこと、RBAによる政策金利先安観が薄れている事、更には、アメリカの大統領選挙の動向に不確定要因がある事が、消費者心理を冷やしている。
(3) 地域別では、これまで低迷していたクイーンズランド州が15.9%改善したのに対し、これまで消費を牽引してきたNSWが2.6%下落し、ビクトリア州で5.4%、西オーストラリアで7.2%とそれぞれ下落している。
(4) また、失業に対する懸念は、今回のサーベイで1.4%上昇して140.2ポイントとなり、この6か月間で2.9%上昇している。 このことは、今後1年以内に労働市場が悪化する事を消費者は心配している。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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