2016/10/19 05:07 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA理事会議事録から
昨日、10月4日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) 理事会は、現行政策金利の維持を決定した。 現在は過去2回に行った政策金利の引き下げが消費者物価や労働市場にどのような影響を与えるかを見極める時期であり、来週に発表される消費者物価を踏まえて次の理事会(11月1日)でその内容について検討されることになる。
(2) インフレ率は、我々が中期的な目標としている2~3%を大きく下回っており、今後、暫く(2~3年)はこの水準を下回って推移する可能性があり、我々としてはこの動向を注意深く見守っていく。
(3) 現在の豪経済には引き続き不透明な要因を抱えており、特に、労働市場では失業率は低下傾向にあるものの非正規雇用の増加に因るところが大きく不安定である。 また、住宅市場ではシドニーなどの一部の都市部では住宅価格が上昇しているが、他の主要都市では弱含みで推移している。加えて銀行による住宅ローン残高が過去最高水準にあり、我々はこのことに懸念を持っている。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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