2016/10/13 05:15 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、10月の消費者信頼感指数は1.1%上昇
昨日、民間のWestpac Melbourne instituteが発表した10月の豪の消費者信頼感指数は、前月の101.4ポイントから1.1%上昇して102.4ポイントとなり、6か月ぶりに高い水準となりました。この指数では100ポイントを越えると消費者は消費に対して楽観的であることを示し、100ポイントを下回ると悲観的であることを示しています。
Westpacのチーフ エコノミスト Bill Evans氏は、
(1) 過去6か月の間、消費者信頼感指数は100ポイントから104ポイントの比較的狭いレンジの中で推移してきた。この間、政治的には5月の増税と7月の総選挙の不確定要因があり、金融面では2回の政策金利の引き下げがあったが、ここにきて消費者信頼感指数は加速の兆しを見せている。
(2) 現在の消費者信頼感指数は1年前の水準と比べても4.9%高い水準にあり、消費者の消費マインドが底堅く推移している事がわかる。
(3) 今後の消費マインドは、労働市場の動向に密接に結びついており、失業率が低下傾向にある中、2016年末までは堅調に推移するとみている。
(4) ただ、住宅に関する消費マインド(特に家を買う時期)は、先月比3.3%下落し、また、ローンに関するマインドも0.4%低下している(昨年の住宅価格はNSWで12.1%も上昇しており、消費者が高くて買えない状態に陥っている部分がある)。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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