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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2016/10/04 05:05  | 昨日の出来事から |  コメント(1)

アメリカの中間層の回復傾向鮮明に?!


おはようございます。

先々週の英誌エコノミストに掲題に関する記事がありましたのでご紹介したいと思います。

先月9月13日の公表された報告書によれば、2015年のアメリカの中間層の所得は2,800ドル増加し、率にして前年比5.2%増加しました。 また、今年に入って民間セクターの労働賃金は2.4%増加しています。 その一方で25歳から54歳までの労働者の数は0.7%の増加に留まっています。 また、2015年の物価は、2014年の-1.6%から2015年には+0.1%の増加に転じ、FRBの予想では、2015年の中間層の貯蓄は780ドル増加したようです。

特に、下位20%に占める貧困労働者や低教育しか受けていない労働者の所得は6%も上昇し、義務教育しか受けていない労働者の賃金は、大学を出たばかりの労働者が3.2%しか上昇していないのに12.5%も上昇しています。 この背景には、足元の好景気に支えられて、米労働市場がほぼ完全雇用の状態にあることが窺えます。また、Centre on Budget and Policy Priorities のエコノミスト Jared Berstain氏によれば、貧困率も14.8%から13.5%まで低下し、1999年以来の水準まで下がっています。とはいっても、中間層の実質所得そのものは、2008年のリーマン ショックを大きく下回ったままであり、その水準は2000年の水準にも届いていません。

今後について、明るい材料としては、消費者信頼感指数は2004年以来の高い水準にあり、今年に入ってからの一人当たりの実質消費は年率+3.6%と高い水準となっています。その一方で、悪い材料としては、民間の投資が弱く、また生産性が低下しています(過剰設備のため)。最後に英誌エコノミストは「労働者と消費者は、(民間投資の弱さと生産性の低下に)まだ気づいていない」と今後の米経済に対してやや悲観的です。

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One comment on “アメリカの中間層の回復傾向鮮明に?!
  1. パードゥン より
    パンツ一丁でF1観戦=国旗柄、豪人9人逮捕

    マレーシアの話ですが、昔なら白人に
    半裸の土人とバカにされて逮捕された事も
    あったであろう国で立場が逆転ですね

     他所の国だということを忘れてますね
    白豪主義は国内だけしか通用しない事を
    教育しておかないと、フィリピンだったら
    もっと厳しいかもしれない(笑)

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