昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した９月の豪の消費者信頼感指数は、前月比＋０．３％上昇して１０１．４ポイントでした。　ここのところ豪経済の将来に対する見通しが弱気に傾く中、引き続き消費者信頼感指数は、過去６か月の平均値である１００．３ポイントを上回って推移しています。

Westpac のチーフ　エコノミストBill Evans氏は
（１） 足元６か月間の消費者信頼感指数は、６月のイギリスのEUからの離脱、７月には豪国内の総選挙、更には１１月の米大統領選挙等の不安要因があった（あるいにはある）にもかかわらず、RBAによる２度の政策金利の引き下げのおかげで堅調に推移している。

（２） また、サブ　インデックスである住宅に関する信頼感では、住宅価格がピークを付ける中、過去１年間の平均値を上回った水準で推移しており、景況感の分かれまである１００を引き続き越えている（将来の住宅市場に対して楽観的）。

（３） その一方で、将来の見通しについては、来年にかけて家計のファイナンス（収入）に関しては信頼感が２．６％下落し、経済の見通しについても４．６％下落している。

（４） 我々としては、１０月２６日に発表される２０１６年第３四半期のインフレ率の発表までは政策金利の変更（引き下げ）はないと予想している。

とコメントしています。