2016/09/02 05:41 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の小売売上高は前月比変わらず
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の7月の小売売上高は、6月の+0.1%に対して、季節調整後で前月比フラットでした。事前の市場関係者の予想は+0.3%でしたので予想を下回りましたが、金融市場は反応薄でした。
内訳としては、家庭用品が-0.7%で、デパートの売り上げが-6.2%と振るいませんでしたが、それを食料品やコーヒー ショップやレストランの売り上げの伸びが相殺する形になっています。また、地域別では、これまで個人消費を牽引していたシドニーのあるニューサウス ウェルズ州で0.2%減少し、メルボルンのあるビクトリア州でも0.6%の減少となっています。
また、この日、同局が発表した2016年第2四半期の設備投資は前期比-5.4%でした。 事前の市場関係者の予想は-4%でしたので予想を下回った形になっています。 しかし、その一方で、2016年~2017年にかけての設備投資計画は、前回の調査時点のAUD97bnからAUD105.2bnに増加しており(率にして15%の増加)、これまで整理統合で設備投資を圧縮が続いていた鉱山関連産業にも新しい設備投資の動きが出始めています。 また、市場関係者も今回の数字を受けて将来的に設備投資が上向く可能性を指摘しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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