2016/08/31 06:01 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の建築着工許可件数は+11.3%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した7月の豪の住宅着工許可件数は季節調整後で前月比+11.3%で、除く一戸建て住宅(マンションやタウン ハウス)の着工許可件数では+23%と大幅な伸びとなっています。 事前の市場関係者の予想は+1.1%でしたので、これを大幅に上回りましたが、この数字は、毎月大きくブレる傾向があり、市場はそれほど驚きをもって捉えませんでした。
一昨日は、民間のHIA(住宅産業協会)が発表した7月の豪の新規住宅販売の実績は前月比-9,7%と大幅に落ち込み、同協会のエコノミストは今後の住宅産業について非常に悲観的なコメントをしていましたが、今回の数字を見る限りは、それほど悪くないことが窺えます。
Westpac のシニア エコノミストMatthew Hassan氏は
(1) 今回の数字は予想以上に良かった。元来、この数字はブレの大きい数字であるが、今回の数字は過去において2番目に大きな数字あり、今後、その揺り戻し(反動)が大きく出る可能性がある。
(2) また、今回数字では、一戸建て住宅が減少する中、集合住宅が伸びているため、数字ほどには住宅市場が堅調であるとはいえない。 とはいえ、足元から2017年にかけて住宅市場は堅調に推移すると我々は考えている。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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