2016/05/31 05:00 | 昨日の出来事から | コメント(2)
豪、2016年第1四半期の企業収益は4.7%下落
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2016年第1四半期の企業収益は、季節調整後で2015年1第4四半期の2.8%の下落に続いて、4.7%下落しました。 事前の市場関係者の予想は+0.4%でしたので予想以上に悪い結果となっています。 また、これによって前年同期比では8.4%の下落となっています。
内訳としては、鉱山関連企業の収益が9.5%下落し、製造業が14.5%下落した一方で、建築や、健康関連企業、小売企業の収益が+0.5%~+0.6%となっています。特に悪かったのは銀行と保険会社が、下落した資産に対して損金を引き当てたことで68.4%も収益が下落しています。また、ABSは在庫が前期比+0.4%積み上がったと発表しています(事前の市場関係者の予想はフラット)。
今週の水曜日には2016年第1四半期の豪のGDPが発表されることになっており、市場参加者はこの数字の動向に注目しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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2 comments on “豪、2016年第1四半期の企業収益は4.7%下落”
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資源関連の下落は予想されていたのに、銀行は景気の良い時に対応をしていなかったのですか?
ところで、イギリスのEUからの離脱は、そちらでは話題にならないんですか?
いつもお世話になります。
こちらの関心事は7月2日の総選挙でして、法主国イギリスのEUからの離脱には、あまり関心がなさそうです。
よろしくお願いします。
前橋