2011/10/12 05:21 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月のビジネス信頼感は回復
昨日、民間のNational Australia Bankが発表したビジネス信頼感は8月マイナス9ポイントからマイナス2ポイントに、また9月のビジネス コンディションは、8月のマイナス3ポイントからプラス2ポイントに、それぞれ改善しました。
今回のビジネス信頼感は全産業にわたって回復し、特に、最近、豪ドル安となったことを受けて、製造業を中心に回復しています。
また、この日、同時に発表された9月の製品最終価格は下落し、また小売価格の上昇率も低下し、インフレ懸念が和らいできている事を示しています。
National Australia Bankのチーフ エコノミストAlan Oster氏は「過去2カ月連続で低下していた数字(ビジネス信頼感)が、今回の数字でリバウンドしたことで、これまでの景気後退がボトムアウトした可能性がある」としながらも、「かといって、今後、大きく回復するわけではない。 何故ならば、将来の発注は引き続き弱く、また、世界的な株価の低迷も影響している」と慎重姿勢を崩していません。
しかし、Citigroupのチーフ エコノミストPaul Brennan氏は「豪の株価が10%下落し、RBAが政策金利の引き下げを示唆する前にビジネス信頼感が大きく改善したのは驚きである」と豪経済の底堅さを評価しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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