2016/04/22 05:36 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2016年第1四半期のビジネスは1ポイント下落
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した2016年第1四半期のビジネス信頼感指数及び、 ビジネスの現状を示すビジネス コンディションは前期比1ポイント下落して、それぞれ9ポイントと5ポイントでした。
NAB のチーフ エコノミスト Alan Oster氏は
(1) 今回の数字によって、豪経済が年初来のノイズ(金融市場の不安定な動き)を克服して引き続き堅調に推移している事を確認できた。また、ビジネスの現状を示すビジネス コンディションは過去の平均値を大きく上回っており、好調であることを示している。
(2) また、非鉱山関連産業が豪経済の引き続き牽引役となり、また、ここにきて多くの産業に亘り、景気拡大の傾向を示している。
(3) 今回の数字から、今後12か月先に関しては、設備稼働率の上昇、あるいは新規設備投資、更には雇用の改善が見込まれる。したがって、我々が、今後の豪経済に関して楽観的に見ている。
(4) その一方で、住宅などの建築関連に関しては、(RBAや金融監督庁の厳しい監視のもとに)著しく低下している。 また、RBAは引き続き、新規アパートメントの行き過ぎた建築に対して警戒感を示している。
(5) 現在の非常に緩やかなインフレが景気押し下げ圧力となりつつあるが、我々としては、現在のビジネス コンディションからはRBAが政策金利の引き下げを正当化するとは考えていない。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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