2011/10/11 05:16 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の求人広告件数2.1%減少
昨日、民間のAustralia and New Zealand Banking Groupが発表した9月の新聞及びインターネットを通じて出された広告件数は、8月に比べて季節調整後で2.1%減少しました。 これで過去6ヶ月間の内、5か月がマイナスとなっています。 しかし前年同月対比では、まだプラス3.1%となっています。
市場関係者は、昨日の数字を受けて今週の木曜日に発表される雇用統計に注目が集まっています。ダウジョーンズのよる20名のエコノミストの事前予想では、失業率は先月と同じ5.3%で雇用者数は10,000人の増加を見込んでいます。
CommsecのチーフエコノミストCraig James氏は、「今日の広告件数の下落で、11月に政策金利が引き下げられる確率は更に高まった」としています。
また、 ANZのhead of Australian Economics のIvan Colhoun氏は、NSW(ニューサウスウェルズ州)やヴィクトリア州の製造業や観光部門の雇用が減少する一方で、西オーストラリア州では鉱山部門を中心に雇用が増加している事を踏まえて「労働市場は、引き続き鉱山部門とそれ以外のセクターの雇用の格差が更に広がっている」と指摘しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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