2011/10/06 05:19 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、8月の小売売上高は2カ月連続で増加
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した、8月の小売売上高は、季節調整後で0.6%増加してAUD20.81bnでした。 また、7月の数値もプラス0.5%からプラス0.6%に上方修正されました。
事前のエコノミストの予想はプラス0.2%でしたので、予想を上回って消費が増加した形になっています。
内訳としては、食料品の売り上げ増加が大きく、家庭用品雑貨も売り上げが伸び、これまで買い控えられていたコーヒーやレストランの売り上げも増加したことが主な要因です。
市場関係者は、「今日の数字で、RBAによる政策金利引き下げムードにやや水を差したかもしれない」と指摘しています。 UBSのチーフ エコノミストのScott Haslem氏も「一昨日発表された中国や日本向けの輸出が大きく増加したことや、建築着工許可件数が季節調整後で11.4%も増加等を勘案すると、政策金利は年内据え置かれるであろう」と早期の政策金利引き下げに慎重です。
一方で、JPモルガンのチーフ エコノミストStephen Walters氏は「来週発表される雇用統計と、今月末に発表される第3四半期のインフレ率の数字次第ですべてははっきりする」として、現時点では何とも判断がつかないことの見方を示しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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