2015/11/18 05:21 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、11月の議事録から
昨日、RBAは11月3日に開催された定例理事会の議事録を公開しました。 主な内容は以下の通りです。
(1) 我々は、現行の政策金利の維持を決定した。 一部の見方では、インフレ率が低い水準に留まっている事、更には銀行の貸出金利が上昇していることを受けて、政策金利を引き下げるとの見方もあるが、我々としては現行金利を維持することが妥当であると判断した。
(2) 豪経済の現状は、鉱山関連産業依存型の経済体質からの移行期にあり、景気は引き続きやや低迷をしている。 しかしその一方で、これまで我々が行ってきた低金利政策と豪ドル安を背景に緩やかながらも景気回復の兆しが出てきており、今後も、その動向を国内外の両面から注視していく。
(3) 今後の豪経済の見通しとしては、鉱山関連産業の設備投資の減少を引きずりながらも、今後2年ぐらいにかけて緩やかに拡大していくであろう。
(4) 雇用に関しては、10月の失業率が5.9%に低下したが、我々としては6%以上の失業率は「高い」と考えている。また、雇用統計は、月ごとに乱高下する傾向があり、今後もその動向を注視する。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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