2015/06/04 05:47 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2015年第1四半期のGDPは+0.9%
昨日、 ABS(オーストラリア統計局)が発表した2015年第1四半期の豪のGDPは季節調整後で+0.9%で、前年同期比では+2.3%でした(ちなみに2014年第4四半期のGDPは+0.5%で前年同期比+2.5%)。 事前の市場関係者の予想は+0.7%(前年同期比で+2.1%)でしたので、予想を若干上回った形になっていますが、過去の長期的な経済成長率である3.25%を大きく下回り、前期の前年比成長率2.5%をも下回っています。
今日の数字を受けて政府のJoe Hockey財務長官は「今日の数字はいい数字であり、豪経済が堅調に推移いる事を示している。というのも政府の予想成長率である2.5%と同じ結果であったからである」とコメントしています。
一方で、市場関係者の一人JP Morgan のエコノミスト Ben Jarman氏は「(今日の数字に関しては)輸出が若干上振れてよかった。更には、建設関連が健全に推移しており、これがGDPに貢献した」と評価しながらも、「鉱山関連の設備投資が非常に弱く、今後の豪経済の下振れリスクのキーになるであろう」とし、今後の金融政策については「(今日の数字を受けて)RBAは、当面は現行政策金利を維持するであろう」とコメントしています。
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