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2015/03/13 05:25  | 昨日の出来事から |  コメント(2)

豪、2月の失業率は6.3%に低下


おはようございます。

昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2月の豪の失業率は、前月の6.4%から0.1%低下して6.3%でした。 内訳としては、正規雇用が10,300人増加し、非正規雇用が5,300人増加しました。事前の市場関係者の予想では、失業率は6.3%で雇用は15,000n人増加するとなっていましたので、ほぼ予想通りの数字となっています。 尚、労働参加率は、1月の64.7%から64.6%に若干低下しています。

しかし、金融市場では更なる雇用の悪化を予想していた向きが多く、豪ドルは対米ドルに対して、数字の発表前の0.75ドル台後半から0.76ドル台前半まで買われ、その後はNY時間にかけて0.77ドル台前半まで上昇しています。

JP Morgan のチーフ エコノミスト Stephen Walters氏は、「今回の雇用統計ではやや改善したように見えるが、鉱山関連産業の失業者を吸収するほど、雇用が改善しているとは思わない」とし、「いずれ失業率は6.5%程度まで上昇するであろう」とコメントしています。

また、CommSec のチーフ エコノミストCraig James氏は、「鉱山部門産業の人員削減が思うように進んでいないことが窺え、更に積極的な人員削減をするであろう」とし、「失業率は6.4%程度ピークを付けるものの、その後、大幅に改善することは今後数か月にわたり期待できない」とこちらも労働市場に関しては引き続き弱気です。

特に、Bank of America Merrill Lynchのチーフ エコノミストSaul Eslake氏は、「2015年第3四半期にかけて、失業率は6.75%程度まで上昇する」と非常に弱気です。

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2 comments on “豪、2月の失業率は6.3%に低下
  1. パードゥン より
    64.7から84.6で若干?

     豪の統計はわかりにくいですね。
    鉱山関係は、削減が思うように進んでいないのでなくて
    アメリカの景気回復に伴い中国がそれほど悪くなく
    従って
    、桶屋のオーストラリア鉱山も様子見という事では?

     どうも、オーストラリアは通貨高を嫌うためか
    陰気な数字の解説が好きなかんじですね

  2. 前橋 より
    パードゥン 様

    いつもお世話になります。

    大変失礼しました。
    正しい労働参加率は、84.6%ではなく64.6%に低下です。
    申し訳ございませんでした。
    お詫びと訂正をさせていただきます。

    前橋 拝

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