2015/02/13 05:57 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月の失業率は6.4%に上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の1月の失業率は12月の6.1%から6.4%に上昇しました(前月比で0.3%も上昇するのは2012年9月以来)。 主な内訳としては、正規雇用が28,000人減少し、非正規雇用が15,800人増加し、ネットで12,200人の労働者の減少となりました。 これによって失業者数は795,000人となり、1994年以来の高い水準となっています。尚、全労働者に対する労働参加率が64.8%と前月とほぼ変わりませんでした。
今回の失業率に関する事前の市場関係者の予想では5,000人の減少でしたので、予想以上に悪い数字に市場では驚きをもって捉えられ、豪ドルは他通貨対比で売られました。 また、短期金利市場は、これを受けて3月にRBAによる政策金利0.25%の引き下げの60%を織り込む水準で短期金利市場は取引されています(金利は低下、先物価格は上昇)。
これによって、 主要な英語圏の失業率はニュージーランドの5.6%、アメリカの5.7%、イギリスの5.9%、オーストラリアの64%、そしてカナダの6,6%となり、カナダとオーストラリアに政策金利引き下げ圧力がかかっています(私たちには、あまり馴染みがありませんが、こちらではこうした英語圏同士の比較がしばしば行われます。 こうした事からしても、世界は、英語圏(あるいは英語)が大きなキー ワードとなって動かされていることがわかります)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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