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2015/02/12 04:41  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、1月のビジネス コンディションは0.5ポイント下落


おはようございます。

一昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した豪の1月のビジネス コンディションは、前月対比0.5ポイント下落し、3か月連続の下落となっています。 

NAB のチーフ エコノミスト Alan Oster氏は、「売り上げが相当悪化し、収益は低下傾向にあり、雇用は引き続き弱含んでいる」とし、「鉱山関連産業の設備投資の下落、自動車産業の操業停止、豪ドル安による輸入価格の上昇の悪影響が豪の製造業を直撃している」と指摘しています。 また、今後の見通しを示すビジネス 信頼感指数については若干の増加に留まり、「多くのセクターで景気回復の兆しがほとんど見えてこない」としています。

こうした事から、NABとしては、「RBAによる政策金利0.25%の引き下げが先週に行われたが、割れわrとしては5月にあと一回、場合によっては更にあと1回の政策金利の引き下げが30%の確率であると考えています」とコメントしています。

また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2014年第4四半期の豪の主要都心住宅価格は前期比1.9%増加し、前年同期比では6.8%の価格上昇となり、2013年第2四半期以来の緩やかな伸びとなりました。

地域別では、シドニーが前期比3.4%上昇し、パースは0.3%の上昇となる一方で、ダーウィンは03%の下落となり、地域間の格差が広がる傾向が続いています。

HSBC, Australia,のチーフ エコノミストPaul Bloxham氏は「今回のRBAによる政策金利の引き下げ、更には、近い将来に更なる政策金利の引き下げ期待が市場内で高まる中、一部の地域では住宅バブルが発生する可能性が高い」と指摘しています。

昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した12月の初めて取得する世帯の新規一戸建て住宅ローンの申請件数は、前月比14.6%減少し、2004年以来の低い水準に留まりました。 その一方で一軒当たりの平均的な住宅ローン残高は5,000ドル上昇してAUD332,000ドルとなり過去最高となっています。

その一方で、投資用新規住宅件数は6%上昇して残高ベースでAUD12.6bとなり、住宅ローン申請全体に占める割合は41%となって1980年代前半から統計を取り始めて最も高い割合となっています。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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