2015/02/05 05:23 | 昨日の出来事から | コメント(0)
2014年第4四半期のビジネス コンディションは+4ポイントで変わらず
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した2014年第4四半期のビジネス コンディションは前期比対比変わらずの+4ポイントでした。 一方で、ビジネス信頼感指数は前期の+2ポイントから4ポイント下落しています。 これら信頼感指数、コンディション指数ともに過去の平均的な水準は+5ポイントであり、これを見ても現在の豪の景気が弱含みで推移していることを示しています(その意味では、昨日のRBAの政策金利の引き下げの根拠の正しさを確認した形)。
NAB のチーフ エコノミスト Alan Oster氏は
(1) 今回の数字は、豪経済が引き続きまばら模様(patchwork)であることを改めて確認した。具体的には、低金利の恩恵を受けている建築やサービス関連産業は堅調である一方で、その他の産業、特に、鉱山関連産業は世界的な商品価格の下落を受けて弱含みで推移している。
(2) 今後3~12か月先の見通しとしては、そのカギとなるのが卸売部門であるが、この部門は引き続き下落傾向にあり、ここからは景気が上向く兆しがまだ見えてこない。
とコメントしています。
また、この日、同じくNABが発表した12月のオンラインによる小売売上指数は、11月の-0.3%から+0.1%に上昇し、前年同月比では+8.9%となりました。
NABの関係者は、「12月のクリスマス商戦の割には、小売売上はそれほど活況ではなかった」とし、「主な内訳としては、酒類の売り上げが19%伸び、ゲームやおもちゃが14%伸びた一方で、通常のサイト販売が11%減少してこれらを相殺してしまっている」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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