2014/11/26 14:27 | 昨日の出来事から | コメント(1)
ギリシャのGDPがプラス成長に転換!
今週号の英誌エコノミストに掲題に関する記事がありましたのでご紹介したいと思います。
11月14日に発表されたEUの経済成長は2014年第3四半期の経済成長はわずかに+0.2%に留まりました(年率換算で+0.6%)。 ちなみに第2四半期の経済成長は+0.1%で年率換算に直しますと+0.3%と非常に低い数字でした。
このようにEU全体の経済が低迷する中にあって、ギリシャの経済成長率は今年の第1四半期にそれまでのマイナス成長からプラスに転じ、第2四半期には+0.3%となり、第3四半期に至っては+0.7%まで成長し、EU加盟国18か国の中でも優等生入りを果たしています(尚、新しい集計方法では+0.8%)。
また、今後のギリシャの見通しも悪くありません。 と言いますのも、ギリシャのエコノミック インデックスは、2014年10月の時点で102ポイントと、景気の良し悪しの判断の分かれ目である100ポイントを越えていますし(ちなみにユーロ危機の時には92ポイントまで急落し、その後の最悪期には80ポイントまで下落)、また、11月の時点でも引き続き好調を維持し、来年のGDPは+2.9%まで上昇することが予想されています。
そのおかげで、GDPに対するギリシャ国債の割合は180%程度で落ち着き、ギリシャの10年国債の利回りは6%割れsの水準まで低下しています。
だからと言って、「今後のギリシャ経済がどんどん回復するか?」と言えば決してそうではありません。英誌エコノミストは、これまでの財政削減や増税に対して反感を強めている人々の支持を得ている左派政党が勢いを増している政治的リスクを指摘し、「今年に入ってからのギリシャ経済拡大の根底には、ギリシャ愛国主義者(左派政党)を排除した事にある。 もし、再び彼らが戻ってくるならば、ギリシャ経済は再びガタガタになる」と警告しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “ギリシャのGDPがプラス成長に転換!”
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国民がガタガタになったら、ウィンブルドン化で移民で入れ替えるしかないですよ。 インド人でイギリスは一杯になる(笑)