2012/01/18 06:11 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の個人ファイナンスは7.8%減少
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した11月の個人ファイナンスの残高は、季節調整後で前月比7.8%減少してAUD7.2bnでした。 内訳としては、分割払いのクレジット ファイナンスの残高が17%減少する一方で、固定の借り入れが1%増加しています。
また、商業部門のファイナンスは、同じく季節調整後で11月は前月対比9.6%減少して、AUD33.1bnでした。 内訳として、割賦払いのクレジット ファイナンスの残高が、19.1%減少する一方で、固定の借り入れが4.2%増加しています。 一方で11月のリース ファイナンスは15.1%増加して、AUD490mnでした。
背景としては、まずは、景気の先行きに不透明感が高まる中、高い金利を支払ってまで物を買うこと(資産を増やすこと)を控える動きが活発になっている事に加えて、11月に政策金利が引き下げられたことで、割賦払いファイナンスの一部が、固定の借り入れに振り替わった事が考えられます。 また、リース ファイナンスが大幅に増えたことも、将来の先行きに対して不透明な状態で、借り入れをして資産を増やすよりも、リースで当面をしのぐ動きが活発化している事をうかがわせます。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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