2014/10/15 14:36 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月のビジネス コンディションは2ポイント下落
昨日、NAB(National Australia Bank)が発表した9月のビジネス コンディション(企業家の現在のセンチメントを表す指数)は、前月2ポイント下落して4か月振りの低水準となりました。 また、これまで比較的高い水準を維持してきたビジネス信頼感指数(企業家の将来に対する期待感)は、2013年9月にあった豪の総選挙以来最も低い水準まで低下し、長期的な平均値をも下回りました。
ビジネス コンディションの主な要因としては、足元の収益と雇用が悪化しています。 また先行きの受注が弱含み、その分、在庫が積み上がり、収益の圧迫要因となっています。
NABのエコノミストは
(1) 鉱山資源価格の低迷で設備投資が減退し、消費者が支出に対して警戒的になった結果、国内総生産の足を引っ張る要因となっている。
(2) その中にあって、原油価格の下落と二酸化炭素税の廃止によって、輸送関連、電気やガスなどの産業は好調である。
(3) しかし、これまで好調であった建築関連産業のビジネス コンディションは20ポイントも下落しており、これはRBAが不動産価格高騰を冷やす為に、何らかの貸し出し抑制政策が導入されるとの見込みから一気に冷え込んだものと思われる。
とコメントしています。
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