2014/10/03 14:27 | 昨日の出来事から | コメント(0)
8月の建築着工許可件数は3%増加し、貿易赤字は27%縮小
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の8月の建築着工許可件数は、季節調整後で3%増加して16,810件となり(7月は16,318件)、前年同月比では14.5%の増加となっています。 事前の市場関係者の予想では+1%でしたので予想を上回った形になっています。
主な内訳としては、民間の住宅セクターの着工許可件数は前月比1.8%増加し、アパートやタウンハウスなどの集合住宅の着工許可件数が9.6%増加しています。
JP Morgan のエコノミストTom Kennedy氏は「今日の数字はいい数字であり、今後も建築セクターが年末にかけて豪経済を下支えするであろう」とコメントしています。 また、National Australia Bank シニア エコノミスト Spiros Papadopoulos氏も「住宅着工が増えることは住宅供給増につながり、これまでの住宅価格の高騰を抑制する効果が期待できる」とする一方で、「住宅価格については、RBAが2015年に政策金利を引き上げるまでは上昇を続けるであろう」とコメントしています。
また、この日、同局は8月の貿易収支はAUD787mnの貿易赤字で、前月対比27%減少しました。 主な内訳は、輸出が2%減少し、輸入が3%減少しています。 事前のエコノミストの予想はAUD800mnの貿易赤字でしたので、今回の数字はほぼ予想の範囲内に収まっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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