2012/06/20 06:16 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、6月のRBA議事録から
昨日、今月5日に開催されたRBA議事録が公開されましたので主な内容をご紹介します。
(1) 豪の国内景気は引き続きまだら模様であるが、ヨーロッパの信用不安再燃は明らかに世界経済にとってマイナスであり、これに対処するために、RBAとしては予防的に0,25%の政策金利の引き下げを決定した。
(2) ヨーロッパ信用危機は、世界経済を急速に悪化させる可能性があり、更に、財政再建に取り組む国々の着実な財政再建の実行性に懸念が出ている。
(3) 5月に0.75%、そして6月に0.25%政策金利を引き下げたことは、間違いなく豪経済にとって景気刺激策となっている筈である。
(4) もし、豪のインフレ率が、RBAの目標とする2〜3%以下に収まっているならば、もう少し景気を下支えできるかもしれない(もう少し、政策金利の引き下げ余地があるかもしれない)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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